韓国最初の国産拳銃は45年目になってようやく開発開始された
ライセンスを買ってくるには困難もあって出来上がったらコピー
[GUNのミーナ]K5 9mm拳銃は大韓民国初の国産拳銃で、大宇精密工業(後のS&T Motiv)により開発・製造され1990年代になり大韓民国国軍に導入された。
解放後、1946年1月15日、国防警備隊が創設されて軍隊に発展し、韓国軍は本格的に拳銃を使用するようになった。国防警備隊では九九式小銃が普及され、軍服はニホン式で短靴にゲートル巻きという旧ニホン兵と全く変わらない装備でスタートした。
韓国の軍警が初めて拳銃を持ったのは光復後である。最初はニホン軍が残していった拳銃で十四式や九四式などを装備していたのだが、すでに十分な実包が手に入らないことや修理保守などに不安があったことで新しい装備への更新が急がれた。
こうしてアメリカ軍政の統治下にあって誕生した韓国軍が最も記憶しているものは米軍から支給されたM1911A1ガバメント拳銃である。
国産拳銃の開発などは思いもよらないご時世だったのだ。
▲韓国では封印された朝鮮戦争直前の韓国陸軍の様子
韓国人の初めての軍隊は旧ニホン軍式の装備だった
※ボルトアクション銃では遊底を開けておくのが事故防止に良い
九九式に装備された遊底覆いは現在でも復活してほしい装置だ。
▲ニホン式軍装品そのままの南朝鮮警備隊将校と後方は警察部隊
階級章の無い将校服には14年式拳銃の角形ホルスターが見える。
M1911A1は45ACP弾を使用するが、軍用拳銃弾の標準的な9mmパラペラム弾よりも強力なエネルギーを持った当然反動も大きい。しかし、このような強い反動は韓国人の体型に合わないものだった。やがて、1980年代になると米軍でさえも、M1911A1の代わりにM9(ベレッタ92 FSモデル)を新型拳銃を採用しながら、45ACP弾を使用する代わりに、9mm弾を採用した。
※9mm拳銃弾は38口径に相当し、ワルサーP-38などに使われたもの
当時、米軍よりも深刻な状況を迎えたのは、私たちの軍であった。過度に強力な弾丸や韓国人の手には多少大きなグリップなどの不快感があった。しかし、何よりも、韓国軍の拳銃大半が第二次大戦の時期に作成され、すでに部品の耐久年限に達した。これにより、ようやく韓国人のための自動拳銃の開発が始まったのだ。
設計が始まったのが1988年であるから、韓国軍が創軍されてから45年目になってようやく国産拳銃の開発が着手されたということだ。
外見から見てもわかるように野暮ったいのが韓国製のK5 9mm拳銃で、S&W5906とはクリソツである。違いがあるというならベレッタM9と92FSが軍用と民生用で違いがあるし、バリエーションをすべて説明するなら8時間コースである。あるいはトカレフT33と中国製54式拳銃はどうなんだというあたりを小一時間ほど説明してやろうかという程度でしかない。 それでも絡んでくる奴がいればそいつはバカである
これを決定づけているのは海外での評価である。輸出名でDP-51と呼ばれるDaewoo DP-51 9mm拳銃はS&W5906に比べて品質や精度仕上げにおいて劣り、3~400ドル程度で取引されているということだ。もちろん弾が出れば何でもイイやという購入層もあるのでまるっきり売れないこともないが、南米産のコピー拳銃のほうが手に入りやすいアメリカでの評価はガラクタである。
なにしろ、当時の大宇精密の設計者によれば、「ベレッタ92Fはすでに半ダースのメーカーがコピーしていた」「S&W社の自動拳銃はイイ出来だったが、輸出では人気が無かったので競合することはないと考え」「ライセンス生産も考えたがそれよりもコピーという方法で作ることにした、当時は適法とかの意識は無かった」と言っている。
▲ごぼう剣をつけて顧問団の将校と銃剣術のお稽古をしている
こういう格好をした韓国兵が慰安婦狩りをしていたわけだ。
※クリスマス休暇やヘリコプターと一緒にこの軍服で登場した
特別付録
韓国軍の ”デコ軍服” を見てみよう
あるいは特攻服とか、街宣車にもありがちなこれって
韓国軍の刺繍文化をちょっと調べてみた
※注:デコレーションの意味だょ
”予備軍訓練”ですね。
つまり兵隊をやめるときには軍服上下と軍靴と帽子などを自宅に持ち帰って保管するのです。これはたぶんシンちゃんも自宅に保管してると思いますよ。
っというわけで今日のネタは 戦闘服 なんですけどね、”自宅で保管”となるとアレコレとしてみたくなるらしいのです。
軍服に刺繍を入れるのは序の口だ (どの口だ?)
見るからに2012年式新型軍服ですね、ズボンのポッケにはフェルト製のベレー帽まで入ってますよ。 ※頭の上の帽子にはなぜかVWバスが
いちおう各部隊にそういうマークがあるんです、知らなくても不自由しないけどね
※このワッペンは通販ですぐに買うことができます 5,000㌆~くらいから
※※ソウルにも数か所のそっち関連の用品街があって縫い付けや刺繍をしてくれるところがあります
無敵海兵 常勝海兵
こちらは海兵隊ですよ、海兵隊部隊の創設は1949年ということですが、海兵隊は設立当初から動機がいい加減で本拠地や部隊編成が朝鮮戦争初期にはどこにあったのか判然としないというミステリーで知られています。
※上の写真の表側ではありません
ええと、海兵隊だけの特徴的な赤い八角帽子は助教とよばれる指導役をすると貰えます。射撃や野戦訓練などの成績優秀者ってことですよ。こちらのデザインは米軍海兵隊部隊の略帽のシルエットに似せたもので、本来なら丸い断面ですが、念入りなアイロン掛けで八角型に整形されています。きっとオシャレさんなんでしょうね。
※海兵隊では除隊時に個別支給品の帽子や軍靴を程度の良いものと交換してくれることがあるそうです。
◇ちょっとネタ話◇
韓国軍海兵隊は仁川上陸作戦のために済州島で3,000人の徴募をして仁川上陸作戦に参戦したというのが部隊史にありますが、済州島といえば1948年から国防警備隊や韓国軍が島民を殺しまくった島ですから、兵隊が集まるはずもなくデタラメなんですけどね。
※朝鮮戦争時、ソウル奪還(1950.9.28頃)の時に中央政庁(旧総督府本館)に太極旗を掲げたというウソが広く信じられているが、あれは丸っきりのデタラメで韓国軍が仁川上陸作戦に参加していたという公式記録は一切無い
大韓陸軍 兵長 塞翁の馬
なにしろ漢字は遠い異国の文字ですから憧れがあるわけですよ、 ちょっ 塞翁の馬って、逃げた馬がイイ馬を連れてきて息子が落馬して兵隊に行かずに済んだというハナシじゃない? そうまでして行きたくないんだ へぇ~
※徴兵の兵隊は21ヶ月すると兵長で除隊する
赤い名札は海兵隊のしるし
こちらは海兵隊の旧型バージョンですね、大韓民国 海兵隊 っとなっています。
おなかのあたりにある金文字はズボンの中に裾をいれると見えなくなるというわけでしょうか。
まぁ説明も意味がないのですが、履物が軽くておしゃれなものになっていますね。
予備軍訓練でも軍靴を履くことが義務付けられているわけですが、似たような物なら私物でもOKということなのでこういう需要もあるんですよ。
これは予備軍訓練の帰り道の光景ですね、こういうのが電車の乗ってくる駅と時間帯は決まっていますからカメラを向けると彼らはこのようにポーズをとってくれますよ。
※八角形の帽子はそういう縫い合わせ式のものに気合の入ったアイロン掛けをすることで作られる、ワイヤーなどの芯は使われていない
背の低さが強調される仮装の様子。 これは地下鉄5号線の禾谷駅 ですよ、予備軍訓練は毎週行われていますからこんなのに会えるかも。
それでね、こうした色とりどりの刺繍をして予備軍訓練に行くわけですよ、たぶん
軍帽篇
아멘 アーメンと書いてあるようです マスターカードの模様も見えますよ。
これは特戦司令部の帽子かな、もちろん訓練中はお着替えのロッカーにしまっておくわけですけどね。 初弾命中 当日誤差修正無しでしょうか
正面につけているのは予備軍のマークです、兵長で除隊した彼らは戦時になっても現役兵の部隊に補充されるようなことはなく、予備軍として徴集されます。予備軍のマークは除隊後に個人の趣味で貼り付けられるもので、正式に決められたものではありません。
派手な刺繍ですが、帽子は鉄カブトを脱いだときだけかぶるので、予備軍訓練の最中にはおっかない現役兵に見つかることはありません。 (訓練には貸与される鉄かぶとをかぶる) 書いてある年号はたぶん服務した日付でしょうね。
こちらはてっぺんのハーレーイーグルがお茶目ですよ。 おでこのマークは半島を表わしています、ひさしのマークは第1軍団ですね う~ん、横にK-9ってありますから自走砲部隊ですよね、たぶん第1砲兵旅団でしょうか
でもハーレーがちょっとネ
使用前のようす
写真は海兵隊部隊、海兵隊部隊は志願兵だけで定員が集まるので、赤い名札を付けた海兵隊員はくじ引きで海兵隊に入るわけじゃありません、大抵の場合素行不良やお勉強の不自由なのが志願するという事実上の履き溜めというわけです。
※未成年がタバコや飲酒で捕まると、海兵隊に志願することを条件に罪一等を減ぜられて無罪放免されると言われています
新兵には新品が支給されるんですよ。海兵隊部隊は名札が赤いのが特徴です。この段階では名前を書けない者や靴紐の結べない者がたくさん混ざっているんです。
※赤いジャージは脱走したときに捜索隊から目立つようになっています(軍部隊では私服の持ち込みは厳禁)
韓国人はお勉強の不自由なひとの割合が高いわけですが、徴兵制度は成績の悪いのにも平等にやってきます。掛け算の九九が出来ないとか時計の針の読み方が分からない、ひどいのになると自分の名前が書けないなんていうのも兵役の義務があるのです。そういうのの受け皿として海兵隊の教育隊では小学生レベルの書き取り教育なども行っているようです。
※名前が書けないというのは漢字で書けないのではなくハングルで書けない落ちこぼれという意味ですよ。