ハノイで米国が要求したのは、核廃棄だった
カンギョンファン長官は、「第2次米朝サミットで、米国が要求したのは、核廃棄ではなく、核凍結」と言ったばかりなのに なんでウソ? 放言癖また出た。
[日曜ミーナ]30日、韓国KBSは、ロイター通信が入手したハングル·英文の両文で書かれたトランプ大統領が金正恩委員長に渡したという文書を引用しながら、米朝対話の再開のためにはまずハノイでなぜ交渉が決裂したのかその理由を綿密に考える必要があることを伝えた。
要求事項は大きく4つあり、”核計画について申告し国際査察を受けること、すべての核活動と施設物の建築中断と核施設の除去、そして核技術者の転職などを要求したと記されている。さらに、北朝鮮の核兵器を米国に渡すこと、生物化学兵器も放棄しなければならないという要求も含まれていた" と伝えた。
カン長官はこの21日、チュギョンホ自由韓国党議員の「今回のハノイ会談の時、米国は核兵器を含む生物兵器の完全な廃棄を掲げたが、キム・ジョンウン、北朝鮮国務委員長が拒否してトランプ米国大統領と最終合意に至らず決裂したことではないか」という質疑にこのように答えたことがある。
カン長官の放言癖は重篤な状態で、以前にも「キタ朝鮮経済制裁から韓国は除外されている」「開城工業団地再開はアメリカの了承済み」などの発言でアメリカの高官を慌てさせたことがある
そのカン長官は現地時間29日午後、ワシントンでマイクポンペイオ米国国務長官と会談した後、特派員らに「韓 - 米間の対北朝鮮志向点が一致する」、「ハノイ北 - 米首脳会談後の現段階で最も重要なのは、北 - 米交渉を再開することだろう」と語ったことが注目される。
このワシントンでの会談では結局は具体的に論議されず、包括的言及があっただけ、ということで韓国政府がまた仲裁外交を始めたが、相手にされていないことさえ伺える。
会談は30分足らずで終了すると、準備された記者会見場で会談時間を大きく上回る1時間半もの間、記者団の質問に答えたりもした。
その中でカン·ギョンファ外交部長官は、「韓米が北朝鮮政策と関連して志向点が完全に一致することを再確認した」と明らかにしたりもした。
これは韓国政府が提示した折衷案の中に、開城工団再開や金剛山(クムガンサン)観光再開の内容も議論の対象に含まれていることを指すものとみられる。