韓国の田舎に立ち並ぶプレハブ住宅 でも無人
空き地にも「幽霊プレハブ住宅」60軒 空港移転補償金投機目的の疑い
現行法では取り締まる手段が全くない
[ソウルミーナ]寒々しい田舎の空き地にずらりと並んだプレハブ住宅、どこだよ、と言われても「田舎ですよ」としか説明のできないところです。
住所は京畿道華城市牛井邑。何の変哲もない田舎の空き地です
誰が、何の目的で、このような幽霊の家を建てたのでしょうか。
【ファオン地区の住民/音声変調: "(いつからかでしたか?)2018年度に。すぐ近くに行くと、またこのようにしておいただろう。」]
航空写真を確認してみると、2017年6月まで畑や雑草が茂った空き地でした。
家が入る始めたのは2017年の秋からです。なぜその時からなのでしょうか。
実は国防部が2017年2月、水原勧善区の軍空港を京畿道華城ファオン地区に移動すると発表しました。飛行場が入ってくれば巨大な補償が受けられるようとなるということです。
ではこの幽霊住宅がどのようにお金になるのでしょうか。
住宅建築を斡旋した開発業者を訪ねて会ってみました。
[不動産開発業者/音声変調:「プレミアムが3億から5億程度つくと見ればなりません。お金10倍程度の収益になるでしょう」]
高収益の秘訣を尋ねると、「移住者宅地」という用語が登場します。
[不動産開発業者/音声変調:「人が住むことができない騒音地帯がありますよね。だから、その人に「移住者宅地」を与えるだろうし補償をするんですよ。」]
移住者宅地は、大規模な開発で土地を収容する場合には、事業公告1年前まで住んでいた住民に、他の地域の土地を相場より安く提供する制度です。
そこで、実際に住んでいるかのように飾っておくのが重要であるわけです。
[不動産開発業者/音声変調: 「転入届は出しておく必要があります。んでも実際居住する必要はありません。(検査は無いんですか?)検査が来るだろうが、私達はすべて知ることができません、電気やガスの設備はすべて差し上げるだけですよ」]
華城市も問題の住宅が投機の目的がが濃いと見ているが、現行法上、建築許可を出さない方法はないと明らかにしました。
(ソウル/みそっち)
こういうのはね、韓国の方々は不労所得情報に関しては世界随一ですからね、使っていない空き地があればそこにプレハブ住宅を建てて分譲するんですよ。
それに飛びつくのも多いわけです。今回は騒音地区ということで、補償金が出るようですが、ニワトリが卵を産まなくなったという理由なんかがおすすめですよ。
ただ、事業公告1年前まで住んでいた住民(住宅)だけ、っていう決まりがあるので、今からだと、権利のある人から買う方法になるんでしょうね。