2018国防白書から '北朝鮮は敵'削除
2010 国防白書に「主敵」という言葉の代わりに「敵」という表現を使って
2014 国防白書でも「北朝鮮政権と北朝鮮軍は、私たちの敵」維持
[国防ミーナ]15日ムン・ジェイン政府が初めて発刊した2018国防白書に'北朝鮮軍は敵'という表現が削除されたことがわかった。
1995年に発刊した国防白書で初めて使用された「北朝鮮は主敵」というフレーズだったが、2000年度国防白書でも北朝鮮を主敵(主敵)に規定した。
2000年当時(大統領金大中)の ”主敵概念” の国防総省の公式的な立場は「軍事的に北朝鮮はまだ`現存する脅威`であり、北朝鮮が対南軍事戦略を修正する明白な措置が取られていない現時点では`主敵`概念の変更は適切ではない」とした。
これがまさに金大中の北朝鮮訪問と北朝鮮代表の済州訪問のあった年である。
実は`主敵`とは正確な概念の定義もなく、学術的に検証された概念でもなく、国民的な公論化過程を経た概念ではなく、国際的にどの国も使用していない概念である。
また、特定の国を主敵とする場合、どの状況で主敵と規定するものであり、その場合に副次的な少ない一部の国であることを明らかにしていない。主敵と政治的状況に応じていつでも変わることができる政治用語にされてしまったものだ。
参加政府時代に発刊された2004年国防白書では「北朝鮮の在来式軍事力、大量破壊兵器、軍事力の前方配置など直接的な軍事脅威」と表記された。
2008年国防白書には「北朝鮮の在来式軍事力、核・ミサイルなど大量破壊兵器の開発と増強、軍事力前方配置などは、私たちの安全保障に直接的で深刻な脅威」という表現に変わった。
国防白書(國防白書)は、国防部で発行するレポートの形式の冊子で、国民に国防政策を知らせるために、最近では2年に一度発行している。
(ソウル/みそっち)
ということのようです。