新築アパートから最大で環境基準値の25倍のラドン
その大理石ラドン、知ってみると輸入花崗岩だったことで暫定結論?
担当省庁は「対象品目ではない。放射能検査はしていない」と回答
[NEWSミーナ]全州の新築アパートから検出されたラドンの源は大理石に偽装した花崗岩であることが分かった。
このラドンの源はアパートのバスルームに敷かれた大理石であることが明らかになり、この大理石からはラドンが環境省基準値の7倍から、最大25倍が検出された。
▲3200Bq/m3は環境基準値148Bq/m3の25倍
しかしこの大理石を詳しく調べてみたところ花崗岩であることが判明した。
輸入花崗岩は放射能検査せずに入ってきて、法的「防御」がない。関税庁の関係者は、「(放射能検査対象品目は)放射能関連の証明書を確認する必要がある場合のみ通関が可能である。花崗岩のような場合は、対象品目ではない。放射能検査は別にしていない」と述べた。
また、キッチンのシンクやダイニングテーブル、石のベッドでもラドンの問題があったいくつかの大理石でガンマ線の数値が基準値の9倍まで検出された。
ガンマ線は、体内に蓄積されると、細胞を破壊して癌を発生させたりし、特に妊娠中の女性や子供たちに危険である。
(ソウル/みそっち)
ということなんですが、どうやら韓国の原発から出てくる放射性廃棄物のいい加減な処理が国際的に問題になっていて、その部分から目をそらせるためにラドン騒動を大騒ぎしているのではないかという分析があるのです。
まぁラドンはどこにでもありますから、今までも目くじらを立てる対象ではなくて、原発事故隠ぺいなどの際にいつも使われてきた題材なんですよ。しかも中国からの輸入石材ってことで、国民感情的にも理解が得やすいっていうのもあるでしょう。
濃いのを紛失したけど、薄いのがいっぱいあるでしょ という韓国思考なのです。
しかも不動産景気に悪影響が無いように、江南の新築アパートからはラドンのうわさなんて出てきませんよね。ラドンベッドだって大邱ベッドって地名を連呼するでしょ、今回の大理石ラドンだって全州なんてことになってる。でも施工業者が一緒で部屋の間取りも一緒で、洗面所の化粧台も同じなのに江南のアパートからラドンが出たなんてことにはならないのです。だって不動産景気が委縮しちゃうでしょ。それだけは国ぐるみでどうしても避けたいのですね。そういう思惑がはたらいています。