10年の座礁 ”黒山島空港” 再びふりだしに
環境部国立公園委員会の審議中止…事業者"補完書類提出"繰り返し
採算なんて最初から考えない 推進派と反対派の葛藤はさらに激化
[ソウルミーナ]10年間集めてきた黒山島空港建設に対する審議が中断され、黒島空港を建設するかどうかは、再び振り出しに戻った。
'環境保護'か'地域住民の交通基本権保障' かをめぐって賛否双方が激しく対立した中で、政府が結局、どちらか一方の手も取らずに決定を先送りした格好になり、社会的議論や葛藤だけを育てたという批判を免れにくくなった。
国立公園委員会委員25人のうち15人を占める民間委員が反対の立場
環境部は "事業者であるソウル地方航空庁が第124回国立公園委員会の開催の案件である'多島海海上国立公園計画変更'関連書類を補完し、再び提出するという公文を昨日提出した"、"現在、停会中の第124回委員会は自動的に閉会された" と伝えた。
環境部関係者は "第124回委員会は事業者の財産状況について審議するために開かれたものだが、事業者が追加補完して提出することになって審議案件自体がなくなり、自動的に閉会となったこと"と説明した。 環境部としては、もう方法がないということだ。 環境部は事業者が審議案件である'財務書類'を追加補完し、再び提出すれば、国立公園委員会を再び開催して審議をしなければならない。
2009年に初めて推進された黒山島空港建設は、事業の安全性、環境省、経済性を置いての議論が続き、空転を繰り返してきた。 事業者が提出した'公園計画の変更要請書'(2016年10月)と補完書(2017年7月)、再補完書(2018年2月)は、渡り鳥対策、環境収容力、経済性などを理由に、国立公園委員会の敷居を越えることができなかったが、再び最終結論を先送りした状態だ。
(ソウル/みそっち)
国立公園だから環境部が指定解除しないと空港建設はダメということなんですが、国立公園だからというのは反対派の持ち出した反対意見なだけです。
韓国では国立公園でも自然保護なんてものを考えるような彼らじゃありません。単に、空港予定地を決めてそこの土地を事前にタダ同然で買い占めた空港建設推進派に対して「上手くやりやがったな」「じゃましてやる」「いい目見させるものか」といった ”韓国型感情” が建設着工を遅らせているだけで、推進派はいつも同じメンバーなのに対して、反対派はいつでもだれでも部外者でも反対できるので、議論が始まらないだけなのです。
空港建設予定の敷地に500個もの墓地がある
墓地移転問題も解決しなければならない。 新安郡庁の関係者は"現在、空港建設予定の敷地に500個もの墓地がある"、"これを移転するために納骨施設などが造成されなければならないが、黒山島(フクサンド)が国立公園であるため容易でない"と話した。 国土部は、住民と協議、工事が円満に進められるようにするという立場だ。
というわけで墓の移転問題では、島外居住者からも墓地があるという主張が繰り返し出てきていて土地収用はどれだけの期間がかかるのかも不明です。