貧乏人は ”財閥墓地” に腹を立てろ
企業の所有地に墓の管理人まで置いた財閥家の墓を暴露したけど冷めた市民
庶民はこの時期1度だけ草刈りするのに専従の管理人がいるなんてケシカラン
[朝からミーナ]24日、韓国KBSは ”財閥墓地” と題して財閥家の墓地事情について特集を組んだ。これによれば、王陵のような豪奢な墓を会社のお金で管理することがケシカランということだ。
韓国の墓事情はあまりにも独特だ、野山に埋めてくれば何の目印もないそこが墓であるという時代が長く続いていたが、1970年代になりようやく法律が整備されると、勝手に野山に埋めてくることが規制され、1980年代からは公園墓地の造成が進んだ、しかし年に1度だけの祭祀のために先祖の墓を云々するのはという根強い反発もある。
毎年この時期になると韓国メディアが競うように墓の草刈りを記事にするのが空々しいほどロッカー式の納骨堂へとシフトしているのが現在の韓国の埋葬事情だ。
庶民の墓事情がこうだから王族のような財閥家の墓事情が気になってしょうがないのにもこういった理由があるわけだ。
▲その墓
■大韓航空チョ・ヤンホ会長亡父墓地に住んでいる人
京畿道龍仁市器興区の緑豊かな森。小高い丘に沿って3つの墳墓が位置している。正面には、大型ダムが一目で見渡せる誰が見ても良い立地。そこ韓進グループ創業者ジョジュンフン前会長などチョ・ヤンホ会長先祖の墓地がある。
※前会長の親の骨はどこにあるのかわからないらしい
墓地を直接訪ねて行ってみた。まず最初に向き合ったのは得体の知れない家一軒。そして向かいに位置した祠堂であった。屏風とマットが一方に備えられたことを見ると、多くの場合、ここで祭祀を行うなど、追悼行事をしていることを見積ることができた。
わからないのは居住者が誰であるかを知れない家だった。登記簿によると本像祠堂と家はすべて大韓航空所有の土地に建てられたが、あまりにも長い時間前に建てられたことだし、建物は登記簿に登録されていなかった。家が留守で、周辺の隣人を訪れた。
「墓地の前の建物は誰がお住まいですか? 」
「1階建ての小さな建物ですか? 大韓航空の管理してる老夫婦が住んでいます」
「大韓航空家族の方々でしょうか?」
「そうじゃないです。」
■墓はチョ・ヤンホ会長家族経営...管理は、企業が?
墓地管理人の家で会ってみると管理人は、ここに何十年以上居住した生え抜きであった。大韓航空の所有地に建てられた家に住んでチョ・ヤンホ会長の家族墓地を管理してくれていた。
「私はただここを守ってばかりいるんだ、警備してね、ただ生きているからここ守ってるね。 農業もしながら」(墓地管理人)
ここで疑問が生じる。 家族でもないのに一体どうして趙会長一家の墓地を管理しているのか。 実際の登記簿謄本を見ると、'墓地'はチョ・ヤンホ会長兄弟たちが所有していることが出ている。 厳然として私有地であるため、個人が管理しなければならない地だ。
「ただで管理しているんですか?」
「ただではないよ。 管理費少し受けるよ。」
企業グループレベルで行われている墓地管理。 趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長ら遺族たちの仕事に会社の資金や人材を動員するのは明らかに会社と株主に害を及ぼす行為だ。 警備費用を代納したことで警察が捜査している部分と多くの地点が届いている。
(ソウル/みそっち)
これね、サムソン・現代自動車といったところのお墓を特集したのです。
それがまた青々とした芝生で手入れされたところなんですよ。
ちゃんと住み込みの管理人がいて日当たりのいい斜面を造成してお墓を作っているのです。
韓国では墓にうん●とか落書きするのが日常なのでしっかり管理してるんですね。
ところでこれ、見ていて不思議ですよね。財閥家は先祖を祀っているけど ”韓国あるある” にありがちな ”宗家” みたいな家系図信仰が無いんです。
それもそのはずで、朝鮮では墓が残っているのは王様とその一族の陵と呼ばれるものだけなのでした。そのほかはそれに遠慮して一族をまとめて埋めておくわけで、それさえもお役人とかで偉かった両班な身分の場合だけなんです。
下々の者が死んだらその辺にうっちゃるのが当たり前だったのです。
そういうのにも墓を作って埋めるように強制したのが日帝でした。文字を教え、農業を教えて貨幣経済で働くことを教えた日帝が朝鮮の埋葬文化にまで口出ししたのです。その後、朴正煕の頃になって ”標準祭禮規則” などが作られて、韓国あるあるにありがちな祭壇が作られるようになったのです。そんな真似事を真似しなかったのが現在の財閥家なんですね。
下々の旧盆はこんな風になっている
実際の韓国人の年に一度の墓参りというのはこんな風になっています。
ゴミをまき散らすだけなんですよ。公園墓地でこれですからね
そして年に一度の草刈りをするのが年中行事だと知られる、墓地はこちらです。
▲別の土地所有者のいる場所に勝手に置かれた韓国の墳墓
▲墓をしめす物などはまったく無い、1980年代になってもこのような自然葬が一般的だった。 ※火葬が増えたのはここ10年程のこと。
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