ディーゼル車発火で話題から消えた韓国の偽軽油
韓国伝統の偽物文化此処に極まれり 製造法の多様化で大量流通時代へ
灯油の識別剤を除去するだけじゃない 潤滑機油副生燃料油も入れちゃえ
うんうん
[ソウルミーナ]今年に入り韓国ではBMW車から出火する事故のニュースが増えている、これにあれこれと原因を付け加える専門家も多いが、この現象が韓国だけで多発していることについて韓国だけの偽軽油が原因であると見る分析も出てきた。
韓国で流通する軽油の相当量が偽軽油であるが、所轄する省庁は摘発件数と密造量について明らかにしないでいる。
昨年8月、無職のA(46)氏は最近、知人など11人とともに灯油や軽油を2対8の割合で混ぜて作ったいわゆる '偽軽油' 5千50kℓ(時価60億ウォン相当)を販売していて警察につかまった。 20%を灯油に置き換えるだけで卸価格1ℓ当たり100ウォンの差益が得られたという。
※5千50kℓは505万リットルであり韓国で一番売れているBMW520dであれは燃料タンク66ℓを76000回以上も満タンに出来る量である。
また、昨年10月にも安価な灯油を混ぜて製造した偽軽油100億ウォン分を市場に流通した一味が警察に逮捕されたことがある。
京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)東部警察署によれば、偽軽油を製造したブローカーのキム某(44)氏など6人を石油及び石油代替燃料事業法違反などの疑いで拘束して、これらから供給を受け、消費者に販売したガソリンスタンドのオーナーのパク某(40)氏など16人を在宅起訴したと明らかにした。
キム容疑者らは一昨年9月から昨年8月まで、京畿道龍仁(ヨンイン)、光州(クァンジュ)などにある廃ガソリンスタンド2ヵ所で偽軽油854万ℓ(時価106億ウォン相当)を作って水原(スウォン)、忠清南道牙山(アサン)、仁川(インチョン)など全国15のガソリンスタンドに流通した疑いを受けている。
※854万ℓは韓国で一番売れているBMW520dであれは燃料タンク66ℓを13,000回以上も満タンに出来る量である。
韓国国内BMW車販売台数 (2017年8月~2018年7月)ガソリン 20,915台ディーゼル 44,448台 ※世界一ディーゼル車販売比率が高い韓国LPG 0台ハイブリッド 139台電気 462台合計 65,965台
彼らは偽軽油を隠すために、直接製造した識別剤除去フィルター装置を利用した。 通常であれば、灯油には偽軽油を製造しないように識別剤が入っている。
灯油を混ぜた軽油に試薬を入れると紫色に変わるが識別剤を除去すれば、変化がないため、精密検査をする前には偽物かどうかを確認することはできない。
◇ ◇ ◇
韓国ではヨーロッパ製の高級車で盲目的にディーゼル車が大人気だ、軽油も現在ではガソリンとの価格差も少なくなってきたが相変わらず、軽油は安い、燃費が良いと頑なに信じられているのが現実だ。
2000年代初頭であれば軽油と灯油の価格差がなく、偽ガソリンが多かった。 しかし最近になって、軽油と灯油の価格差が大きく広がったことから、最近では偽軽油の製造が大半だ。 ※灯油はどこでも手に入り税金が掛かっていないため安い
製造法も多様化されている。 従来は軽油に相対的に価格が安い灯油を一定の割合で混合した '類似軽油' が主流を成したが、最近は、自動車や機械の潤滑油原料として使われる潤滑機油副生燃料油(廃油から出る精製油で風呂のボイラー用などに使用する)を混ぜた '不良偽軽油' も大量に流通されている。
ガソリンスタンドでは1ℓを売る際に、50~100ウォンが残る正常製品より偽軽油を売る際、残る利益が大きいため、誘惑の手を振り切ることは難しい。
このようにして偽軽油を流通して不当な収益を上げる犯罪が絶えていない。 取り締まりが強化されるほど、犯罪も、組織化されて手法も知能化されるとともに規模が大きくなっている。 偽軽油に対する社会的認識も、依然として不足して特別な対策がなくてはこれを根絶することは容易ではないという声が出ている。
◇ ◇ ◇
偽軽油は自動車エンジン損傷や出力・燃費低下だけでなく、呼吸器疾患を誘発する微細ホコリなど、大気汚染物質が一般軽油より最大40%以上排出される。
一般軽油より車出力は1.5%、燃費は2.1%ほど減少することが調査された。
警察関係者は"偽軽油は、環境汚染や車両燃料装置の故障を誘発し、脱税につながり、国家経済に悪影響を及ぼす"、"関係機関と協力して取り締まりを持続して繰り広げる"と明らかにした。
(ソウル/みそっち)
韓国で流通する軽油の40%以上が偽軽油である
この偽軽油は韓国社会では公然の秘密なんですよ。偽燃料を作って利益を得るということはもうおなじみのことで、韓国国内で流通しているガソリン・軽油の40%以上が混ぜもののしてあるシロモノだというんです。しかもその処罰は警告程度で、でも摘発されるとかなり大がかりなんですね。
なにしろメーカー系列の大手製油所でも混ぜものをして摘発されるように燃料に掛かる税金については反発があるのです。
そいじゃあ混ぜものがしてある軽油が発火原因なのかというと、限りなく可能性の候補ではあるけど、韓国では偽物の国であるアピールをしたくないのでそのことについては黙っていたいという考えなのですね。
昨年から韓国国内で発火したクルマが5000台で昨年12月から走行中や走行直後発火したBMW車は32台、その中520dモデルは21台ってところですから大騒ぎしているのは韓国メディアばかりということなのです。
※発火統計では事故で全焼したものも含まれているらしい
偽軽油で躾けられている韓国産のディーゼル車も発火するんですが、こちらは日常的なことなのであまり記事にはなりません。原因究明で問題なのは韓国の偽軽油が叩かれずにいるというところです。
◀軽油1,9500ウォン
メーカー系列のGSが安い軽油を仕入れて売れば仕入れが減るわけでやばいことに手を染めていることがバレバレですよね。
韓国では大手系列以外のGSはほとんどありません。そういうわけで、どこからでも仕入れる農協スタンドであるとか、倹約スタンドなどに卸される仕組みです。そして給油計量器の不正も相変わらずです。5%も甘くしておけばそれだけ利益が出ますからね。
そうして、韓国では高いスタンドと安いスタンドの両方が存在しているわけです
軽油1,396ウォンもある▶
韓国のガソリンスタンドはタイヤ交換・アルミ販売・オイル交換などには熱心ではありません。
というのは、韓国で走っている自家用車のほとんどがリース契約で、タイヤ交換はリース会社の領分なのでユーザーが替えるなんてことを考えもしないのです。※リース契約でもかなり買い取りに近い条件も選べる
BMWのリコールというのはワールドカップでドイツに勝ったように韓国人とメディアのほとんどが喝采する出来事ですが、ユーザーがちっとも騒いでないでしょ。 それは自分の買ったクルマじゃないからですよ。ユーザーが買ったクルマじゃない?
クルマ事情がそうですから火が出てもユーザーが騒ぐことはありません。騒いでいるのは韓国のメディアだけってことです。
痛車も無いよ~