テコンV盗作議論終止符…裁判所 "マジンガーZとは異なる独立創作物"
韓国国内の玩具類輸入会社がテコンV似のブロック玩具を不法販売してみると
「テコンVは日本の'マジンガーZ'や'グレートマジンガー'を模倣したものなので、著作権法によって保護される創作物とは言えない」 裁判所「いやウリジナル」
塗るだけでよく効く薬 ありませんか?
[ソウルミーナ]長年の剽窃議論に悩まされていた国産ロボットキャラクター'テコンV'が日本漫画キャラクターの'マジンガーZ'とは区別される独立創作物という裁判所の判決が出た。
31日、法曹界によると、ソウル中央地裁民事208単独のイ・グァンヨン部長判事は株式会社ロボット・テコンブイが玩具類輸入会社の経営者A氏を相手に起こした損害賠償請求訴訟で"4000万ウォンを支給せよ"、テコンブイ側の手を取った。
Aさんは胸部分に赤い色パーツ、頭の上の赤い角などがついたテコンVとよく似た模様のナノブロック玩具を製造して販売して著作権侵害で告訴された。
▲国産ロボットキャラクターのテコンV(左)と日本のキャラクターマジンガーZ。ソウル中央地裁はテコンVがマジンガーZとは区別される独立的著作物だと判断した。
㈱ロボット・テコンブイはテコンドーのブイキャラクターの美術・映像著作物の著作権を保有した会社だ。
▲テコンVは韓国の国会議事堂ドームから出てくる
ところでA氏が法廷で展開した論理が興味深かった。 A氏側は "テコンVは日本の'マジンガーZ'や'グレートマジンガー'を模倣したものなので、著作権法によって保護される創作物とは言えない"と主張した。
真似をした面ではテコンVも自由ではないという'足を引っ張る作戦'なわけだ。
しかし、裁判部は"テコンVはマジンガーなどと区別される独立的著作物であったり、それを変形・脚色した2次的著作物に該当すると見なければならない"と判断した。
裁判部は"テコンブイは、大韓民国の国技であるテコンドーをもとにしており、ニホン文化に基づいて作られたマジンガーとはキャラクター著作物としての特徴や個性も差がある"は説明を付け加えた。
A氏は自分が販売した玩具がテコンVと実質的類似性がなく、ブロック玩具の特性上、さまざまな形態で作ることができるという主張も展開したが、裁判部は認めなかった。
裁判部は特に、胸の部分の赤い色パーツの形について "最もよく目に付く特徴で、胸に断絶されていないパーツが刻まれたロボットキャラクターは多くない"、"マジンガーZは、真ん中の部分が途絶えてあり、形態もテコンドーブイとは少し違う"と判断した。
多様な変形組み立て可能性についても、裁判部は"主な組立形態はテコンドーのピースの形と見なければならない"、"主に小学生と見られる消費者が、果たしてロボットがない他の形状を作ることか疑問" と付け加えた。
1976年作のロボット・テコンVは、テコンドーを完璧に再現できるロボットである。 胸部位に操縦室がありパイロットのキムフンが搭乗して動くコンセプトだ。
テコンVは2006年当時、産業資源部が発給した大韓民国ロボット登録証を受け取った最初のロボットでもある。 登録証によると、テコンVは高さ56m、重さ1400tであり、最大時速300kmで走ることができる。 攻撃兵器はテコンドーの動作であり、胴体のVから光子力ビームを撃つことができる。(공격무기는 태권도 동작이며 몸통의 V자에서 광자력 빔을 쏠 수 있다.)
※光子力ビーム:マジンガーZの光子力ビームは目から出る、テコンVには
マジンガーZは1972年に放送された日本TVアニメで人が搭乗して動くロボットの始祖と評価される。 諸元は高さ18mでテコンドーブイの3分の1で、重量は20tに設定されている。 最大時速は360kmだ。
(ソウル/みそっち)
テコンVといえばマジンガーZでもいいんですが、ニホンのよい子はマジンガーZを自宅のカラーテレビで見ていたのに対して、韓国では1975年8月から毎週月曜午後6時の無国籍風吹き替え連続映画となってMBC系で放映されたそうです。
もちろん韓国ではテレビのカラー放送が1980年暮れからだったのですから白黒放送だったんですよ。
※当時はニホン文化ダメダメの時代
▲毎週月曜午後6時からのマジンガーZ 白黒放送は韓国で社会現象となって、朝の新聞に「今夜のマジンガーZ」という番組紹介欄が各紙に登場したりした。
▲1976年1月1日あの三養食品からはマジンガーZスナックが新発売された。
やがて韓国の少年たちは1976年上映のテコンVを映画館でカラーで見たんだそうです。つまりテコンVって劇場版デビューだったんですね。パチパチ
んで、テコンVがパクリであることはほとんどの韓国人が恥じているわけですが、韓国メディアは一斉に「テコンV大勝利」「ウリジナル5千年の歴史」とはやし立てています。