無関税でアメリカ産ビール輸入量急増
4ヶ月で去年の輸入量の半分輸入 ビール4位に上がってやってくる
日本や中国・ベルギーのビッグ3に引き続き、7月からはEUビールも無関税
[鬼ころミーナ]米国産輸入ビールが今年から無関税恩恵を受けるようになって輸入量増加傾向を見せている。 昨年まで、日本と中国、ベルギーなど、ビール強国の勢いに押されて旗を実施できなかったが、今年に入ってこれらビッグ3のポストを狙うぐらいに急成長した。
米国産ビールは2011年の韓米自由貿易協定(FTA)締結当時、合意した7年間の猶予期間が終了し、今年から輸入関税30%が免除された。
来る7月からは欧州連合(EU)産ビールらも無関税が適用され、輸入ビール市場に熾烈な競争が予想される。
28日、関税庁によると、今年に入り、4月までに米国産ビールは計925万8000ドル(1万1884t)規模が輸入された。 日本、中国、ベルギー産ビールに続き、4位に躍り出た。 日本産ビールは2479万5000ドル、中国産は1288万4000ドル、ベルギー産は1220万2000ドル規模に輸入された。 昨年まで、日本、中国、ベルギー、ドイツ、オランダに続き、輸入ビール6位に止まった米国産ビールまでが今年に入って打って行った姿だ。
特に、昨年1年間の米国産ビールの輸入量が計1740万6000ドル規模だったという点を考慮すれば、わずか4ヵ月ぶりに、昨年の輸入量の半分を超えたわけだ。
日本産ビールの場合4月までの輸入規模が昨年総輸入量の34.7%、中国は34.1%、ドイツ34.4%、オランダ30.4%ほど、その大半が同水準だ。 今のようなすう勢なら、昨年の輸入量が2倍に増え、3位に上がったベルギーを超えてビッグ3に進入することも可能な状況だ。
実際に米国のビール会社との提携も増えている。 ロッテ酒類は去年の年末に、米大手ビール会社であるモルソン・クアーズインターナショナルは契約を交わしたのに続き、この3月には'ミラー・ライト'と'ミラー・ジニューイン・ドラフト'の国内流通販売契約を締結した。
OBビールもバドワイザー、バードアイスなど米国のビールを輸入してきた。
ハイト真露は、米国産ビールを扱っていないが、今後輸入の検討に出る見通しだ。
輸入ビール市場の成長とともに無関税が適用されるのも米国産ビールに手を差し出したものと解釈される。 ロッテ酒類の関係者は "今年から無関税が適用されるのも米国産ビールの販売増加の要因だが、トレンドが変わったことが大きい"、"暴飲文化が消え、大手スーパーやコンビニエンスストアが顧客誘引に向け、電子商取引になるない酒に対するマーケティングを強化したのも大きな理由" と説明した。
BNK投資証券のハンユジョン研究員は "今年1月1日から適用された米国のビール輸入ゼロ関税の適用によって米国のビール輸入割合が2017年4月7.9%から2018年4月11.9%まで拡大した"、"7月から欧州ビールの輸入関税が適用されれば、これらの地域からの輸入量が増加するものと予想される" と話した。
(ソウル/みそっち)
まずいだけじゃなかった 税金も逆差別
国産よりも安い輸入ビール よく売れる
[鬼ころミーナ]輸入ビールが国産ビールより低価格でビール市場に食い込み、国内ビール業界に危機感が高まっている。課税標準の違いのために国産ビールが'逆差別'を受けるという声まで出ている。
29日、関連業界によると、コンビニエンスストアや大型マートなどでは輸入ビールが国産ビールよりもっと低い価格で販売されている。
主要コンビニエンスストアで輸入ビールは4缶1万ウォンに常時割引販売されて1缶当たり2千500ウォンだが、国産ビールは1缶に2千700ウォンで割引なしに販売されている。大型マートで輸入ビールは6缶当たり1万ウォンに割引販売されたりもする。
国内工場で生産されるビールが輸入ビールよりもっと高い理由を課税標準の違いのためと、業界関係者たちは説明する。
国産ビールには製造原価に酒税と教育税が付く。 酒税額は製造原価の72%で、教育税は酒税の30%だ。
輸入ビールには輸入申告価格に関税がついた原価に72%の酒税が付く。
国産ビールの製造原価には販売管理費、営業費、製造会社の利潤などが含まれているが、輸入ビールの価格には、国内販売管理費と利益が含まれていない。
輸入業者が輸入価格を低く申告すれば、税金を少なく負担して流通過程で価格を引き上げて販売できる構造だ。(安く売っているという記事なのに)
▲緑色の瓶の希釈焼酎はニホンでは売っていない
国内酒類業界の関係者は "輸入ビールは、外国で生産されるために事実上、輸入価格は確認が難しく、輸入業者の決め次第だ"、"一方、国産ビールは全ての取引過程はすべて透明に公開されて事実上逆差別を受けている" と話した。
輸入ビールは安い価格と多様性を掲げ、国内ビール市場でシェアを徐々に延長している。特に最近、一人で酒を飲む 'ホンスル' 文化が拡大され、輸入ビールの人気は日増しに高まっている。(ホンスル:一人酒、手酌酒)
主要コンビニエンスストアではすでに輸入ビールの売上割合が60%を超えた。
ビール輸入も大きく増えた。関税庁輸出入貿易統計によると、昨年の年間ビール輸入額は前年より44.9%増えた2億6千309万ドル(約2千811億ウォン)だった。
(ソウル/みそっち)
ビールの銘柄は良く知らないのですが、(ウソツケ) 韓国のHITEとかCASSっていうのを売っているところを見かけることはほとんどありません。
ニホンでは麦芽比率で税率が決まることもあって発泡酒と言うジャンルがあるようですが(アルノカ)韓国で売られている ”韓国産ビール” は麦芽比率が公表されていないため正規ルートでの輸入はほとんど無く、イオンなどのプライベートブランドにまぎれて発泡酒が 製造国:韓国 と表示されて並んでいたりしているようです。
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215円のニホンのビールの税金の割合 韓国のビールの税金の割合
さて、ハナシは変わりますが、先進国になりたい韓国では、ひとりあたりGDPが3万ドルを超えないで足踏みしていると必ず出てくるのに、”購買力平価” というのがあります。
自国通貨と為替レートは、国内外の物価水準の相対的変化なんたらといった説明がありがちですが、統計上の数字を膨らませる効果がある様です。
そうした数式をつかうと韓国のGDPは割といいポジションにあるようなことが言われがちです。ところがこれをあてはめると、韓国の家計負債1500兆という金融負債の規模が最大で1.7倍にまで膨れ上がるという香ばしい分析が出てきています。
以下次号(アルノカ)