みなQのコラム⑲
韓国には”自己責任” というフレーズが無い?
横並びの給食を食べながら量産されるかわいそうな ”人モドキ”
他の人と差別されると発火する 差別感ってなに?
[ソウルミーナ]ハングルで”自己責任”を検索すると「飲酒運転で捕まった」「食べ残しをもう一度出したら捕まった」いずれも運が悪かったというようなことが紹介されがちだ。
常に自己の行動や自分自身には責任が無いと考える韓国人には責任を負わされることが何よりも苦痛のようだ。
たとえば国民年金の加入では韓国は遥かに後進国である、1988年に労働者10人以上の事業場を対象に導入されて以来、段階的に加入対象を広げ、1999年4月にすべての国民が国民年金に加入することにした。
最近では500兆ウォンの財源があるやら、サムソンの最大株主は年金公団であるとか、運用利率が2017年基準で+7.26%であるなどの香ばしい記事も出てくる。
ここだけ見れば立派だが、どこの国でも小学生に加入の義務が無いように、学生全般は強制加入の条件から外れている。そして韓国は30代になっても”公務員試験受験生”という身分で掛け金の支払いを猶予しているのが大勢いる。
最近上がった最低賃金だが、そこから天引きされることを嫌がり、雇用主に4大保険(国民年金、国民健康保険、雇用保険、産業災害補償保険)の未加入を告げずに給与を丸々を受け取る人も多い。そうして加入率は50%を行ったり来たりしている。
保険加入が義務だが、加入開始時期に義務はない。つまり一生を0.7坪の”公務員試験受験生”で過ごせば掛け金を払わなくて済むように出来ている。
掛け金を払わなくても受け取れるのが韓国の年金制度であるかのように、勘違いしているのも多い。そんな韓国では年金加入でこれだけ損をする式の議論も盛んに行われる。 曰く「掛け金を資産運用に回せば」式のとんでもない内容だが、それでもわりとコメント欄が賑やかだったりしているのも愛嬌だろう。
つまり加入は自己責任だ。この ”自己責任”という言葉が韓国人のほぼすべてに理解されていないらしい。
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ニホンで ”自己責任”と言えば、”「自己責任」という言葉で、個人に責任を負わせる日本社会に警鐘”なんていう「格差拡大で“自己責任論”が強まったけれど、そもそも日本人は助け合ってきたのではないか」と言い出すひとまで出てくるけどね。
セヲル号で修学旅行を計画していた学生たちは、もちろん済州島にたどり着けないことは知らなかったハズだが、修学旅行に参加したのも自己責任では無かったという。
旅行費の負担ができなくて参加できずに命拾いした学生が助かったことについて韓国人のほとんどが理解できないという反応を見せたことがある。修学旅行の費用を自治体が負担せよという理屈に使われたフレーズだ。つまり、理屈として”横並び優先” ってことである。
セヲル号が沈んだとき、船が裏返しになっても「じっとしていてください」というアナウンスを守っていた韓国人にとって 自己責任とは都合のいい時には使われることもあるが常に責任は自分以外のところにあるという確固たる信念がそこにあるようだ。
自己責任とは何だろうか。コンビニで缶コーヒーを買うのか鬼ころを買うのかは自己責任なのである。(甘いものも一緒に買う♪)
韓国人'猜疑、嫉妬指数'中国・日本人よりはるかに高い
韓国は北東アジア3カ国の中で孤独な人が最も多い国だ。 '私はよく孤独を感じる'という項目(5点満点)に対する韓国人の回答指数は3.12点だった。 中国人(2.72点)、日本人(2.86点)に比べて非常に高い。 日本、回答者の30.8%、中国人回答者の21.9%が"頻繁に寂しさを感じる"とした反面、韓国では37.2%の回答者がそうだとした。 女性(41.8%)が男性(32.6%)よりもっとさびしいと答えた。
韓国人はなぜそんなに孤独だろうか? 主な理由は急激な産業化とこれによる競争の激化、長時間労働などだ。 過度な競争は人間関係の質を落としてしまう。 長時間労働は家庭と職場生活の乖離を大きくして、当事者が両方で大きな疎外感を感じさせる。 ファン・サンミン延世(ヨンセ)大学心理学科教授は"孤独は憂鬱さと同意語に解釈できるために自殺との関連性が高い"と説明した。
年齢別には20代で寂しさ指数が最も高かった。 もともと20代が不安定な時期である上、最近は就職と進路など、若者たちの未来が非常に不安になったからだ。 特に20代の女性は寂しさを最も多く感じている階層だ。 なんと58.5%の回答者が寂しさをよく感じると吐露した。
寂しさの程度は20代以降減る50代に入ってさらに高まる。 40代の男性は23%だけが孤独を感じているとし、'孤独指数'が最も低かった。 30代と40代は家庭を築いて子どもを育て、おう盛な経済社会活動に孤独感を感じる暇がない。
その後、50代になると、子どもが成人になって再び訪れた穏やかさとと身体的変化のせいに寂しさの程度が大きくなる。 同じ50代とはいえ、男性は27.4%だけが'頻繁な孤独'に同意した反面、女性は43.2%もなった。 これは女性の子供に対する愛着がさらに大きいためのものとみられる。
韓国人は他の国の人より「人が自分をどう見るのか」にはるかに敏感だ。 今回の調査で'私は他の人に馬鹿のように見えないか心配である' という質問に同意した韓国人の割合は34.1%だった。 中国人は22.8%、日本人は22%だけがそうだと回答した。
※見るからに韓国人にしか見えないというファッションがあるのが現実
韓国人が他人の視線をたくさん意識する理由は、韓国社会の比較・競争指向が他国に比べて強いためだ。 このような高い社会的警戒心(私が人にどう見えるかを心配する性向)は、不必要な猜疑心や嫉妬心、ストレス、不平(かんしゃく)を誘発しかねないという点で、社会的関心と対応が必要である。
ムン・ヨンリン ソウル大教育学科教授は、個人的領域が過度にないということもひとつの理由に挙げた。 "韓国社会はすべてが公開されていて、私的な領域が他国に比べてそれほど認められない傾向があります。 '隠れるところ'がないために他人の視線に気を使うしかないでしょう。"
キム・ヨンラン淑明(スクミョン)女子大学社会学科教授は、情報技術(IT)の発達を原因として挙げた。 インターネットやスマートフォンを通じてリアルタイムで自分と他人の比較するようになり、他人を意識する程度がさらに大きくなったということだ。
一方、人の視線に対する過度な意識は個人の幸福度を落とすことになる。 他人の視線に過度に気を使う人は自尊感が低くなる傾向があり、他人の基準を満たすためには、いざ自分の幸せを諦めざるを得ない。
年齢別には20代が他人の視線を最も多く意識する。 他人の視線を意識する程度は年を取りながら低くなる。 20代女性の肯定回答比率は52.3%だったが、50代の男性は18.9%だけが他人の視線を意識すると答えた。
'私は他の人に馬鹿のように見えないか心配である' という質問に対して、地域別には、光州(クァンジュ)および全羅南・北道地域、回答者の同意程度(3.14点・35.3%)が高い方であり、大田・忠清地域では相対的に低い回答(2.81点・22%)が出た。
競争社会が煽る猜疑、嫉妬
韓国人は、猜疑、嫉妬心でも水位を占めた。 '競争で誰かが私より上手な時にあの人が羨ましい'という質問で(5点満点)韓国人の指数は3.7点で、中国人(3.49点)、日本人(3.09点)よりはるかに高かった。 特に、肯定回答をした回答者が全体の71%もなった。
韓国人たちは早くから私教育と入試競争に追われ、競争を先に習って、このような雰囲気に慣れた人たちはいつも自分と他人の比較して、その過程で猜疑、嫉妬心に取り付かれるようになる。
猜疑・嫉妬心は特に女性からいっぱい表われた。 '私が持つことは余裕がない品物を持った友を見ればうらやましい'という質問に女性は半分が超える51.8%がそうだと答えた。 男性の回答割合は45.4%だった。 尚、女性に劣悪な社会の雰囲気は経済活動を始めたばかりの20代女性の嫉妬心に火をつける。 20代の女性は自分にないもの持った他の人に嫉妬心を感じる割合(69.2%)が全ての年代のうちで最も高かった。 ただでさえ'食べること'がない状況で社会的弱者の女性に返ってくるのがもっと少ないからだ。
このような傾向は高いストレスと頻繁な癇癪(不平、不満)につながる可能性を内包する。 ストレスの度合いは、不確実な未来、青年失業、スペック作りなど過度な競争などによって20代(46.2%)で最も高かった。 20代女性(55.4%)のストレスの程度が最も高かった。 一方、50代男性(28.4%)は最もストレスを十分に受けられない集団だった。 50代の男性は29.5%だけ猜疑、嫉妬心を感じていると回答した。
地域別には猜疑・嫉妬指数がソウル(3.3点)と大邱・慶北(3.46点)で全国平均(3.28点)より高かった。 具体的にソウル地域の回答者の57.3%、大邱・慶北地域、回答者の57.4%が猜疑、嫉妬を感じると答えた。 大田・忠清(チュンチョン)地域(3.09点)では猜疑・嫉妬指数が相対的に低かった。
(ソウル/みそっち)
韓国人がよく口にする ”情” という情念が実は彼らには完全に欠落していて、それを取り繕うための見てくれだけのものに熱心であることは以前にお伝えしてきました。
ところが自身を分析すれば”孤独”だの”嫉妬”だのと言い出すのも、実は同じように欠落している部分への基礎代謝なのではないかと考えて見ると、単にウソツキなだけであるともういちど認識できるかな、っという連休でした あれ?