平昌五輪のバス運転手、やっぱり給料を受け取れず
当初バスの運行4万台(累計)予想したが、実際には6万台を越えてみた
超過した2万台分の料金精算は ”近いうちに支給する”
[NEWSミーナ]今回の平昌五輪には全国から2000台を超えるバスが投入された。 彼らは、大会期間、平昌と江陵を訪れた観光客の安全をために昼夜を問わず、勤務した。 しかし、彼らのうち一部は賃金を受けられず、生計まで脅かされている。
現場で会った50代バスの運転手は "五輪を見に韓国を訪れた全世界人や観光客の安全な足になるという使命感で頑張って働いたのに残ったのは借金だけ" だとし、"運転手が賃金をまともに受け取ったかどうか最後まで見てほしい" と訴えた。
バスの運転手の賃金は錦湖(クムホ)ホールディングス(錦湖高速)が支給する。 2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピック組織委員会(平昌、組織委員会)を後援した現代・起亜車が錦湖(クムホ)高速と契約をしたためだ。
錦湖(クムホ)高速は会社のバスと運転手だけでは五輪期間中バスの運行をできないと判断して100ヵ所を超える全国観光バス会社と契約をした。 このような理由から、元請けの錦湖高速が下請けバス業者に資金を支給してこそ、運転手が賃金を受けられる仕組みだ。
錦湖高速側は、現代・起亜自動車から受け取った後援額のうち、1~2月に賃金130億ウォンを先月12日と去る12日、各会社に支給したと明らかにした。 また、パラリンピックの期間の3月分の賃金60億ウォンは来月中旬に支給する予定だ。
錦湖高速の関係者は "運転手たちに賃金を与えた最終支給明細書まで全て受けているために遅れることはできるが、金がうけとれない事例は発生しないだろう" と話した。
一部の運転手が賃金を受けられなかったのは、シャトルバス利用客の増加により、現代起亜自動車が後援を約束した運行の累積台数より多くのバスが運行したからだ。
平昌(ピョンチャン)組織委員会と錦湖高速などによると、現代・起亜車が五輪とパラリンピック期間後援を約束した車両運行の累積台数は4万1606台だ。 しかし、先月中旬、すでにこれを超過し、現在まで確認された運行の累積台数のみで6万台を超える。 超過した部分は、平昌組織委員会が支給しなければならないのにまだ調整さえ行われていない状況だ。
平昌(ピョンチャン)組織委の関係者は "すでに予算は確保した状態だ。 後援範囲を超える部分に対する運行日誌の確認など精算手続きがまだ残っている状況" だとし、"大会は終わったが、輸送は21日まで実施されて五輪とパラリンピックを一緒に精算するために錦湖高速で関連書類が入って来次第、できるだけ早く処理することにする"と話した。
(ソウル/みそっち)
平昌の会場でニホン企業の看板が無かったわけ
平昌組織委員会はもうお金が無いんですよ。アルペンシアリゾートの施設使用料(施設を営業していれば得られたであろう収益分)が揉めたまま開会しちゃったので、そっちの支払いもまだなのです。これが48億ウォンくらいなんですね。いつまでも揉めていては恥ずかしいから、オリンピックが終わってから話し合おうってことにしていました。つまり解決してないのです。もちろん踏み倒す気満々ですよ。
後援企業のお金集めが ”口先手形” でしたから、現代起亜自動車が出すと言った分も丸投げされた錦湖高速がそのまま受け取れるわけじゃなくて、未回収の売掛金と相殺なんてのもありそうなんですね。(現代車の新車バスを錦湖高速が物納で受け取っている)つまり現代起亜自動車が出すと言った分がバス持ち込みの全国の運転手に分配されるわけじゃなくて、錦湖高速もよろしくやっちゃったわけですよ。
もうとにかく延べ4万台分の予定したバスを超過した分はもうどこからもお金が出てこないのです。
韓国では恒例となっている、終わっちゃった大会で「足りないからおかわり」なんて言い出しそうなので、ニホンの企業はスポンサーしなかったのでした。
これが舛添あたりが都知事のままだったら「東京都が不足額全額サービス」なんてしゃしゃり出てくることになっていたわけですから、そいうこともあるのかと。