海外でブランド品を失くしたって”保険請求”
若年層が金銭的利益の誘惑に保険金の虚偽請求…増え続ける若年層の保険詐欺
金監院は調査・摘発活動強化することに そいじゃ今までは?
[トラベルミーナ]#A氏は海外旅行者保険をいくつも加入した後、海外で購入したブランドバッグを旅行中に失われたとし、同一の領収証で保険会社4ヵ所から計170万ウォンの保険金をもらった。 しかし、保険会社に提出した保険請求書上の盗難の日付がそれぞれ異なることが確認されて、保険詐欺であることが分かった。
15日、金融監督院は最近、社会新人及び大学生ら若年層の間でこのような保険詐欺が多数摘発されたとし、留意を要請した。 若年層の場合、特に金銭的な利益を与えるという誘惑に負けやすく、保険詐欺に巻き込まれる可能性が高いという説明だ。
※詐欺を行なった社会新人及び大学生や若年層を保険詐欺に巻き込まれると表現する
金監院によると、保険詐欺で摘発された人員は2014年8万4385人、2015年8万3431人、2016年8万3012人、昨年上半期4万4141人と増え続けて安定した傾向を続けている。 金監院関係者は "過去とは違って、最近は少額の保険金を狙って多数の保険事故を誘発する傾向に保険詐欺が犯罪という認識が不足している" と話した。
若年層が関連した保険詐欺の類型としては、A氏のように、海外で携帯物品損害に対する虚偽・誇大請求のほかにも、△海外治療の医療費の虚偽・誇大請求、△営業賠償責任保険関連事故の内容の操作、△日常生活賠償責任保険関連事故の内容の操作、△不法有償運送車両関連保険詐欺、△整備業者関連保険金詐欺などがある。
金監院は、摘発された容疑者らに対して、警察庁に捜査依頼を要請したと明らかにした。
金監院は若年層の保険詐欺を予防するため、オーダーメード型教育および広報案を講じる一方、保険詐欺関連資料をさらに拡充し、調査・摘発活動を強化する予定だ。 金監院関係者は "保険詐欺防止特別法の施行によって保険詐欺罪が新設され、これに対する処罰が強化された"、"若い階層が簡単にお金を稼ぐことができるという誘惑に惑わされて、保険詐欺に巻き込まれないように格別に注意しなければならない" と話した。
(ソウル/みそっち)
保険は支払いが迅速なことが韓国では優先されます。2006年のある調査では韓国の保険詐欺はニホンの8.7倍で、保険請求のおよそ70%に何らかの虚偽事実があると調査されていました。
審査が厳しいとか支払いが渋ければ他の保険会社に代えちゃうだけですから、保険加入者を増やすことだけが至上課題である韓国の保険業界では多少の保険詐欺は仕方ないことだと考えられているようです。
これをそそのかすのが保険代理店で、保険加入者にうま味があるから、加入者も獲得できるという社会構造なんですね。そういうわけで、韓国人の生活の中で、保険の掛け金の割合がニホンの2.7倍あるという調査結果もありました。
旅行先で何かやらかすのなら事実確認もアレだろう。そう考えるわけです。彼らにとって保険加入は元を取るためであると考えているので、憧れのニホンに貧乏旅行でやってきて、レンタカーを借りて、韓国のつもりで小遣い稼ぎの一人ムチ打ちなんかをやらかすと、警察がやってくることにびっくりするなんていう韓国人が少なくないというのもうなずけるハナシですよね。
スマホが割れるとお金がかかりますが、これも海外旅行中なら修理代が出ます。そんな内容もハングルのブログに上げればヤバイですが、実際に旅行中の携行品ってことにして、「今回のニホン旅行の最大の戦果は液晶画面」なんていう自慢があったりするのも韓国ならではですね。