ビザなしで簡単に入国する不法滞在者
関係省庁で思惑が違う 法務部は政治 経済 外交的側面で国益を考慮しなければ
入国の審査を厳しくすると文化体育観光部などは旅行客が減る憂慮
つまり観光客大歓迎、多少の不法滞在者はOKってこと?
[はたらけミーナ]24日、法務部などによると、国内不法滞在者は2008年20万489人から2013年18万3106人と、やや減ったが、昨年25万1041人へと大幅に増えた。
特に、ビザ免除制度を不法滞在として悪用する事例が引き続き発生している。 厳しいビザ審査の代わりに、観光客に偽装して簡単に入国できるためだ。 このような不法滞在者は2008年の1万6000人水準から、昨年8万5000人に4倍以上増加した。
※不法滞在者数の統計があるのに強制退去させないのが不思議
不法滞在者たちが就業のため国内に入ってくることは入国が比較的しやすく、またアジア国家中の賃金が高い方に属するためだ。
この5日、タイの日刊紙バンコクポストは "タイ労働部傘下の雇用庁は昨年韓国に不法滞在試みたタイ人が1100人だと明らかにした"、"タイ人が不法滞在を試みる国を分類すると、韓国が最も多かった"と報道した。
一部では不法滞在者の比率が高いタイなどとノービザ協定を廃棄しなければならないのではないかという指摘も出ているが、法務部は慎重な立場だ。
法務部関係者は "ビザ免除協定を廃止する案は人的交流や海外同胞の実態などを計算して、実益を見なければならない"、"政治・経済・外交的側面で国益を考慮しなければならないなど検討が必要だ"と明らかにした。
■旅行目的でやってきて姿をくらましても90日までは合法
不法滞在者が増加しているが、関係省庁間の状況は分かれている。 法務部は不法滞在を予防しなければならないという立場だが、文化体育観光部などは旅行客が減るだろうかと憂慮を表する。 法務部は他の政府省庁が不法滞在遮断問題より、観光活性化とは、経済論理を優先して協力がきちんと行われていないと伝えている。
法務部関係者は "タイ人不法滞在者が大幅に増え、専門旅行会社制度を運営する方策を文体部に要請したが、(文体部で)消極的に出た" と明らかにした。
一方、文体部は"法務部で不法滞在問題と関連して、何の資料も提供せず、専門旅行会社制度を導入するよう要請だけすれて議論することができなかった"と反論した。
■取り締まりの人員不足して、摘発されても追放すれば、それだけ
法務部は自主的な取締りを強化し、摘発者が増えているが、根本的な対策作りには困難を経験している。
法務部傘下の出入国管理事務所は、昨年、不法滞在者3万1000人余りを取り締まり、このうち2万6000人余りについて、強制出国措置をした。
2016年2万9000人余りの取り締まりに比べて大きな成果だ。 しかし、不法滞在者の増加速度を追いつかないという指摘だ。
法務部は昨年1月、業務計画を通じて不法滞在者を2016年20万9000人から5000人減らすという方針を打ち出したが、むしろ減少計画人数の10倍の5万人が増えた。 自主的な取締りだけでは不法滞在者を減らすことに限界があるわけだ。
法務部の取り締まりの人員も大きく不足している。 現在、法務部で不法滞在者取り締まりを担当する職員は275人だ。 職員1人が不法滞在者912人を管理しなければならないわけだ。 法務部関係者は "取り締まりの強化が根本的な案だが、人材がひどく不足しているのが実情" と打ち明けた。
不法滞在者を取り締まった後の軽い処罰も問題が指摘される。 本国へ追放するほかに不利益を全く与えていないためだ。 法務部は、一般的に出入国管理法違反類型・程度によって△拘束・非拘束事件送致、△強制退去、入国禁止、△通告処分後、出国命令などをしている。
大多数は強制退去、入国禁止に該当する。 多くの不法滞在者たちが、国内で複数の違法行為をしても取り締まりに対する恐怖を大きく感じない理由だ。
法務部関係者は "取り締まりは不法滞在者を追放させることに目的がある"、"犯則金を賦課して見たらお金のためにもっと(取り締まり後の)保護期間が長くなるなど副作用があるため、罰金をなくした"と説明した。
※罰金を払うまで留置しないとならないので飛行機に載せて帰すわけ
(ソウル/みそっち)
朝鮮時代末期ですが、中国人労働者が大挙して朝鮮にやってきた頃があります。アメリカでゴールドラッシュがあったりしたときに中国人が海を渡ったのと同じ理由で、中国本土はアヘン戦争や太平天国の乱のあとの混乱期に中国からいっぱいやってきたのでした。
その後、中国人は国に帰ったわけですが、日清戦争が終わっても開港地の仁川や釜山などには中国人が住み続けていて中国人街が出来たりしていました。
出稼ぎの中国人とはいっても貧しいわけではなく朝鮮人が日当を払っても集まらないのに対して中国人はお金の意味を知っていたということでニホン統治時代の土木事業などに中国人人夫は欠かせない存在だったようです。
そういうわけで働くことの嫌いな朝鮮人は仕事を出稼ぎ中国人に奪われてしまったわけです。それに反発してあちこちで一揆が多発しますがそれとこれは関連が無いかもしれません。
タイ人やベトナム人がやっているようなお仕事はしたくないという韓国人ばかりの韓国としては有難い不法滞在者なのですが、これが失業者ばかりの韓国人には面白くないのです。だからといっていなくなったら農場や工事現場が人手不足になる>>>こんなふうに書けばそれらしいのですが、実際には不法滞在者の10倍以上の韓国人失業者がうごめいているんですね。
んでも ”仕事はしたくない、働きたくない”。タイ人がこそこそやってるのが悔しいなんていう感情がミックスされて不満が枝分かれしてるって感じでしょうか。
ちなみに、韓国人も海外に出たがっているわけですよ。ところがこちらは全世界の国々で韓国人が歓迎されていないのです。
そういうわけで、韓国国内の不法滞在者のことを記事にするとコメント欄が ”もっとやれ”、”どんどん追い出せ”、なんていう雰囲気になって読む人も気持ちイイなんてことなんだと思いますよ。
おかしい