韓国にありがちな定員外特別選考制度 不正発覚中
偽・変造しやすい障害者証明書、合格者10人のうち2人が書類偽造
視覚障害6級支援を許容する大学をターゲット 競争率を高めるは'地上げ'手法も
ブローカー握れば、全貌が明るみに 書類偽造に大学入試の手口よく見ると
[ソウルミーナ]"障害人として登録された記録がない。"、"このような発行番号で発給されたことがない。"
ソウル江南区庁・城北区庁、光明(クァンミョン)市役所などが最近、高麗大とソウル市立大学が送った障害者証明書4通においてこのように回答した。 ソウル市立大学入試関係者は "本物と偽造物の区別がつかない程度" と舌を巻いた。
障害者証明書は最近全国全ての邑・面・銅の住民センターやインターネットでも簡単に発行される。 インターネットの場合、ポータルサイトで'苦情24'や'政府24'に接続し、携帯電話本人認証を経て無料で手に入り障害者本人のみが発給申請をすることができる。
教育部と警察庁特殊捜査課による調査の結果、障害人特別選考で発生した入試不正は、本物の障害人証明書の発給で始まった。 大峙洞(テチドン)の入試ブローカーY氏(30)が、本物の障害者証明書を持って来てここに障害人選考支援を希望する学生の個人情報を入れたということだ。 障害者登録は、福祉法上の障害の基準に該当する後遺障害が残っており、医師の診断結果、好転する可能性が低いと判断される人のみ可能だ。 障害者等級判定は、国民年金公団が、障害者登録は邑・面・銅の住民センターが行う。
入試ブローカーは、障害人登録証発給と偽・変造が容易なうえ、この書類を大学が別途で検証しないという点につけいってきた。 障害者証明書を偽造すること以外にも障害者が登録証書類を紛失した時に取得できる'発給申請確認書'なども偽造または変造対象の書類だ。 中央SUNDAYの取材に応じた私教育会社の関係者は "各大学に提出された障害者証明書や発給申請確認書について元本か照会だけしてみても不正入学の可否が明らかになる" と話した。
これらは修学能力試験でも、障害者の利益を受けて受験したことが分かった。視覚障害6級の学生は、医師の診断書を提出すると、非障害者に比べて試験時間が1.5倍に延長される。国語の場合、試験時間が80分だが、重度障害者と、いくつかの視覚障害者6級は120分まで増える
定員制限のない定員外の選考、ソウル域大を希望する父兄が主な関心
それなら、公文書偽造まで展開できる主犯がなぜよりによって障害者特別選考を狙ったのだろうか。 この選考は、農村・漁村学生、基礎生活受給権者や次上位階層の学生、特性化高の卒業者、産業現場での勤務経験が在職者らと共に、社会配慮対象者を相手にする'機会均衡選抜'に属する。 大学が定員規模にかかわらず選抜することができて定員外特別選考と呼ぶ。
ソウル地域の大学の定員外特別選考の規模は年々増え続けている。 教育部が運営する'大学アリミ'サイトでソウル地域の14大学の定員外入学生は2014年6338人(入学生対比12.7%)で2017年には7595人(14.9%)で1257人(19.8%)に増加した。これらの大学の定員外特別選考は 'inソウル' を希望する生徒と父兄の主な関心対象であるため、過去にも入試不正のターゲットになったりした。
農漁村特別選考、障害者特別選考
2012年には、およそ476人の不正入学者が摘発された農漁村特別選考では生徒と父兄の住所地を農漁村地域の唐辛子畑や空港の滑走路に移して支援したケースも明らかになった。 特に問題になった2013学年度の障害者特別選考の場合、大学が定時募集を通じて計1345人を募集しようとしたが、実際の合格して登録した人員は443人に過ぎなかった。 私教育会社の関係者は "入っているはずの門は広いし入る資格がないのが問題なのが障害者特別選考"とし、"入試ブローカーが書類偽造までした理由がここにいると見なければならない"と話した。
今回に不正入学の容疑を受けているある学生は実際の視覚障害人だが、彼が提出した書類の発給日は本物とは異なっていることが教育部と警察の調査で分かった。 取得日付が操作された書類を一旦提出した後、障害判定を受けたのだ。
2013、2014学年度当時、視覚障害等級(1~6等級)のうち6級(悪い目の視力が0.02以下の人)まで志願が可能な大学は高麗大、慶熙(キョンヒ)大学・ソウル市立大学と教育大学などだ。 多くの大学は当時、重症に該当する1~3級にばかり志願をするように条件を強化した状態だった。 視覚障害6級も、病院医師の診断があれば等級判定を受けることができるが、にせ障害人が判定を獲得するのに最も容易な等級でもある。
不正入学の疑いを受けている学生4人がすべて視覚障害6級という書類を提出したことから、この等級の志願を許容した大学が不正入学の目標物になった可能性が大きい。
合格者10人のうち2人が書類偽造
不正入学の疑いを受けている2014学年度高麗大学の機会均等、特別選考(特殊教育対象者)で経営学科は3人募集に5人が志願し、1.67対1の競争率を見せた。 これらの選考に志願した学生は1段階選考で修能の成績(80%)と学生簿の成績(20%)、2段階選考で1段階成績(70%)と面接30%に選ばれた。 2014学年度ソウル市立大学の定員外の機会均等選考は、学科関係なく全10人だけ選抜するが、競争率は1.7対1だった。 修能の成績(70%)と学生簿の成績(30%)で選抜された。 これら選考の競争率は随時募集や一般選考に比べて相対的に激しいものではなかった。 しかし、競争率のミダル続出する地方大学や辛うじて募集人員を満たす他の首都圏の大学に比べれば相対的に高い方だ。 ソウル市立大学の場合2014学年度の定時募集定員外の機会均等選考合格者10人のうち2人が偽造書類を提出したわけだ。
入試のブローカーは、書類を偽造することに止まらず、作戦も行う。 例えば、特定大学の社会配慮者対象者選考の募集人員が1人の場合、資格にならない一般人に願書を出させ、募集時間初期支援競争率を高める手法(いわゆる地上げ)を書くのだ。 このようになれば、志願資格を持った障害者が心理的に圧迫感を感じてここに願書を出さない。
私教育会社の関係者は "今回に一部明らかになった不正入学の背後の入試ブローカーY氏は、ソウル江南(カンナム)の某塾に属するコンサルタントと言いながら金を受け取って障害者関連書類を偽造して、地上げなどを通じて合格させる一種のビジネスを行った" と話した。 摘発時に入学取り消しはもちろん、刑事処罰など、危険負担が大きいだけに数千万ウォンがやりとりされたというのが彼の主張だ。
しかし教育部が調査の事実公開して捜査こじれて
大峙洞(テチドン)の入試業界ではY氏が単独に行ったのではなく、現在O社教育会社で相談コンサルティングを行っているC氏とも関連性があるという主張もある。 しかし、教育部が21日、各大学を相手に、障害人特別選考全数調査の事実を明らかにし、警察がY氏の身柄を確保するのに困難を経験していることが知らせた。 警察がY氏を掴むと不正の全貌が明らかになるものとみられる。
私教育会社の関係者は"Y氏は現在、入試の季節を迎え、インターネットを通じて定時入試の相談を受けている。 不正入学の件数はさらに多い可能性があると思う"、"今回の入試不正は障害生徒が大学行ける道を横取りしたという点でチョン・ユラの入学否定に比べてさらに悪質な手法"と主張した。
今回の入試不正のケースから現われたように、選考過程で提出された書類について検証段階が皆無だった。 2012年の農漁村特別選考不正の時にも大学は学生が提出した書類だけを信じ、学生と保護者がきちんと農漁村地域に居住したのか問わなかった。 その地方自治団体が合同で調査すると、不適格の合格者があふれ出たのだ。
※農漁村特別選考不正の時には面接のときに”ダサい恰好”を演出したこともあった
障害者特別選考でも大学がされた書類は発給機関に本物かどうかを確認する過程を経るようにすれば問題発生の素地を防ぐことができる。 この選考に志願した学生が提出した障害者証明書の登録番号で障害者かどうかをまず確認しなければならない。 さらに、発給番号と発給期間を見て、当該学生が選考期間以前にも障害者であり、他の障害者の書類を操作したのではないかを考えなければならない。 今年の高校3年と浪人生などが受験する2018学年度大学入試でも、大学が随時募集の障害者特別選考合格者を発表していて今からでも書類、真偽を検証しなければならない。
この他に定員外特別選考制度に対する再検討も行われるべきだ。 教育部は先月、国会教育文化体育観光委員会の国政監査でこの制度を補完または修正する必要があるという質疑を受けて特別選考制度を縮小し、定員内に含むかどうかを検討すると報告した。
障害者特別選考は定員内の典型である公平機会の特別選考などと内容的に重なっている。 機会均等の立場から選考はそのまま維持するが、定員前後に区分する必要なく、一つに統合する必要があるという指摘は以前からあった。 定員外の選考が入試不正のターゲットになっているだけに、こうしたように放置してはならないという批判も続いた。 チェウンオク教育部大学政策官は "全国の大学に提出された書類を全数調査して、不正を明らかにした後、制度の補完まで行う" と話した。
(ソウル/みそっち)
障害者特別選考って国民全部が対象でしょうからたまたま氷山の一角が出てきただけで、あの手この手というのが韓国社会なんですよ。するとその”程度”というものがよく知られているようなありさまだということに行きつくわけでしょう ふひひっ
るんるん