Quantcast
Channel: minaQのつぶやき 네토미나
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3456

2020年 試験月軌道船はファルコン9に

$
0
0


航宇研、2020年に月軌道船打ち上げ業者にスペースX選定

再利用型1段目ロケット 41回の発射成功も理想的
発射費用は両者間の協議により未公開 問題は使い古しロケットの使用


イメージ 1
[月のミーナ]2020年打ち上げ予定の試験用月軌道船が米国スペースXの宇宙発射体 'ファルコン9' に搭載されて発射される。 スペースXのファルコン9発射体で月軌道まで発射されるのは初めてだ。
※ファルコン9は地球の衛星軌道までしか連れてゆかない、あとは自力で月まで行く

イメージ 4
韓国航空宇宙研究院(以下、航宇研)は1段階の月探査事業の一環として行われる試験用月軌道船の打ち上げ業者に米国のスペースXを選定して契約を完了したと15日明らかにした。

試験用月軌道船発射の委託先の選定に向けた公開入札には米国のスペースXとインドのアントリクス社が参加した。 
航宇研は、評価の結果、スペースX社を優先交渉対象者に選定した、最終発射請負契約は、交渉を通じて決定される

さらに打ち上げに使われる発射体がリサイクルタイプの場合、発射が失敗する可能性もあり、スペースX社のロケットを使用するとしても新造ロケットでの打ち上げを念頭に今後交渉を重ねてゆくと伝えられた。

航宇研は、月探査事業1段階で米国航空宇宙局(NASA)との国際協力を通じて試験用月軌道船を開発、運営して月探査に必要な核心技術を確保する予定だ。 
第1段階の月探査事業では月の軌道船と着陸船設計及び核心技術、深宇宙通信地上局の構築、月探査任務搭載体開発、宇宙インターネット、宇宙航行や航法技術を確保する予定だ。

イメージ 3


550kg級の試験用月軌道船は発射後、自らの推進システムで月軌道に進入して、月の極軌道を回りながら高解像度映像資料および観測資料を地球に転送する。 
試験用月軌道船には国内開発搭載体が5つ(高解像度カメラ・月ガンマ線分光器・月の磁場測定機、など)とNASA開発搭載体1つ(シャドーカメラ)など計6基の搭載体が装着される予定だ。

現在試験用月軌道船は2017年9月システムの予備設計検討(PDR)を完了した後、詳細設計を進めている。 統合電気機能試験、構造モデル検証試験及び飛行モデル総組み立て実験を経て、今月2020年に打ち上げられる予定だ。


(ソウル/みそっち)


 
というわけでファルコン9で試験軌道船の打ち上げのようですね。
これはずいぶん前から噂されていて、すぐそこの地球の衛星軌道に上げるだけの簡単なミッションですからどこでも請け負うには問題が無いけどスペースX社かロシアのクルニチョフということでした。そんな中でも国の息のかかってない民間業者を選ぶとなると、やはりスペースXってことなんでしょう。んでも同じアメリカとは言ってもNASAとスペースXは官と業者ですから衛星軌道まではスペースXで、その先はNASAということになります。すると通信も2系統必要になるんですね。
通信と言ったって衛星軌道上での姿勢がどうなってるか程度でしょうけど、そのままの通信じゃ月まで行けないのでNASAが必要だってわけです。 もちろんNASAには月探査計画なんて無いし、商用衛星打ち上げ請負もやってないですからNASAの協力はあっても打ち上げがNASAのロケットってことは最初から無かったんです。

韓国型試験月軌道船は、まず地球を回る衛星軌道に放り出されて、そこから先は月軌道船単体で軌道の高度を上げてゆき、地上から38万kmに位置する月のあたりで月の衛星軌道に投入することになります。
さて、実際の月軌道船ですが、現在までに知られている内容では設計重量が超過している、姿勢制御のフライホイール技術が無い姿勢制御に推進力も必要だけど肝心のモデルになるモノが無いなどが知られています。 NASAの月探査計画が火星探査に変わったことで真似するモデルが無いという事態なんですね。 ふひひっ

韓国の人工衛星技術では衛星軌道上での姿勢制御ぐらいしか燃料を搭載したことがないうえに、NASAから深宇宙航法のデータ提供を受ける条件としてNASAとはまるっきり関係ないどっかの大学のシャドーカメラ(大きさはラップの芯程度)をNASAの仲介で積むわけですから失敗すれば信用が無いところに不信感だけが積み重なるわけです。

現地のハングル記事によれば、”再利用タイプの低コストロケットで、成功率や回収率も高く信頼できる” ということなんですが、何度か使うと再利用ロケットに寿命が来ることを心配しているわけです。さらに、”運悪く何度も宇宙と往復したロケットが割り当てられた時には発射が失敗する可能性が高くなることがある” >>>こんなふうに言葉を選びながらも、”発射体が新造であるに越したことは無い”、”発射までにまだ解決すべき内容として協議してゆく方針” ってことなんですね。
低コストなんだから安くしてくれ、ウリのは新品で打ち上げてくれということのようです。 まぁそいうことなんでしょう。



イメージ 2

朝から鬼ころなわけないじゃん




Viewing all articles
Browse latest Browse all 3456

Trending Articles