韓国の名品武器シリーズ K-11複合小銃 ⑲
あのK-11小銃 ポーランドで改良型を発表してみた
なぜポーランド? 直前のジュネーブショーには間に合わなかったニカ?
[国防ミーナ]去る9月頃、ポーランドのどこかで開かれたMSPO(国際防衛産業展)2017で軽量化されたK-11小銃改とも言える新型を発表した。 開発中止が決定されてからおよそ2年半ぶりに国際舞台に登場したわけだ。
Międzynarodowy Salon Przemysłu Obronnego
2017年の今年は防衛産業の展示会の当たり年で、アジアではシンガポールをはじめ中東やヨーロッパでも毎月のように展示会が開かれている中でS&T大宇のK-11小銃がポーランドだけで展示されたことになる。
すでに欠陥+製造中止が決定された中で、販路を東欧に広めようとしたものか、改良型の完成が遅れたからなのかは定かではないが、来る11月にひらかれるクェート武器展示博覧会2017で展示されるか注目されるところだ。
K-11 K-11改良型
重さ 6.5㎏ 5.5㎏ (-1㎏)
ライフル 4.5㎏ 4.0㎏(-0.5㎏)
光学装置 2㎏ 1.5㎏(-0.5㎏)
口径(mm) 5.56/20
長さ 860mm
最大射程m 500/500
弾数 30/5
光学装備 昼間サイト 夜も見える 弾道が計算できる ほかにもいろいろ
▲驚きの4眼式多機能照準装置は耐久性が高められ小型化が図られた
注目の売り物である空中炸裂弾は実物やパネル展示が無かったようだ
▲細かな変更では銃本体のレシーバーがプラスチック化(?)されたことと光学装置が小さくなったぐらいに見える。 (銃身にフルート加工までやっている)
従来型のK-11小銃、光学機械部分にひび割れが発生したり散々だった▼
▲光学装置の電源は夜間点灯モードで1時間だったものが少し伸びているらしい。
改良型空中炸裂弾の展示が今回無かったことも気になる点だ、光学照準装置で距離を測定し、設定された諸元を入力することで、敵の頭上で炸裂するはずの知能型空中弾が再設計されていなければ従来の擲弾筒(古っ)と何ら変わることが無いし、20mmの口径では威力も望めない、むしろ信号弾の発射用として使えるのではないかという意見すら出てきているようだ。
※別売の従来型20mm空中炸裂弾は磁気を近づけると爆発する危険性のある重大な欠陥がありこれまで生産された全量が廃棄処分される。
ただし、韓国国内でも新型K-11小銃は記事になっておらず、一部の国防サイトで不鮮明な写真が公開された程度の議論にとどまっている。
(ソウル/みそっち)
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▲空中弾発射のために照準器の諸元設定ボタンを操作しているところ、画像をのぞきながら右手で操作するため銃を何かに委託しなきゃなりません、(そのための二脚だった) □窓内はボルト式空中弾の操作位置 耳の下までボルトを往復させるのはムリ
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過去カキコより
それじゃぁ弾の方が高かったんだ アハハ
欠陥だらけのK-11、135億ウォン規模が倉庫でほこりだけ積もってる
[国防ミーナ]一時、ブランド品の小銃と呼ばれたK-11複合型小銃(K11 Dual-Barrel Air-Burst Weapon)が相次ぐ欠陥と不良で、生産物量のほとんどが軍武器庫でほこりだけかぶっていることが分かった。
軍はK-11複合小銃を2009年から2020年まで計4,283億ウォンの予算を投入して1万挺くらいを軍に普及する予定だった。 しかし、現在、試験運用に向けて生産された900挺の大半が軍武器庫に保管されて事実上無用の長物状態であることが確認された。
9日、軍のある関係者は"(現在、軍が保有した)K-11複合小銃は安定性が確保されるまで、武器庫に保管中であ~る"と明らかにした。 K-11複合小銃の1挺当たりの単価は1,537万ウォンで、これを900挺に換算すると約138億ウォン程度の予算が倉庫に縛られているわけだ。 ※1挺が150万円とかってかなり高いです。
K-11複合小銃の20mm空中爆発弾も問題になった。 空中爆発弾が高出力電磁波に影響を受けることが明らかになり、、既存に生産された物量が全量廃棄される可能性まで提起されている。
※その後射撃統制装置が全面改良されることになり使えなくなることが判明
◇廃棄される空中弾15万発のお値段は驚きの240億ウォン、
20mm空中爆発弾は計18万発を量産目標にしており、現在まで15万発が生産された。1発当たりの量産単価は155,000ウォンだ。 空中爆発弾の全量廃棄が決定されれば、240億ウォン に達する量産費用を虚空に消えることになる。
今まで取材した内容を整理すると、政府は複合小銃で兵器体系に4千億ウォンが超える予算を投入しておいて、事実上廃棄手順を踏んでいるものとみられる。
うわぁ~~ん