盗難予防次元で固く閉ざされた非常消火設備箱
店の品物が占領する消火栓 危急の際、どのように使用して?
あまりにも窃盗被害が多く、水を無断使用しているケースも
[ソウルミーナ]消防当局が、火災発生の際、住民たちが速やかに初期対応できるように '非常消火装置箱' を設置しておいて、盗難が憂慮されるとして '施錠'をしており、非常事態発生時の初動対処が難しいことがわかった。
▲窃盗被害が多い消防ホースなどが格納されている緊急消火装備箱
12日、京畿道災害安全本部によると、京畿道内には水原市133カ所を含めた総勢1千320カ所に非常消火装置が設置されている。 非常消火装置箱は火災発生時の消火栓と連結できるホース、スパナなどの付随機材を保管するところで、消防車の進入が困難な狭い道路や伝統市場など、火災が脆弱な地域に主に設置されている。
消防隊員の火災現場が到着する前まで住民たちが初動対処をできるようにして大火災を防止するレベルで用意された。
▲ダイヤル錠で盗難予防された初期消火用具箱
しかし、非常消火装置箱の大部分が錠前が掛かったまま放置されているため、非常時には效果的に対処できないことが確認された。 これら消火装置箱は、暗証番号型カギがかかっており、住民たちは、非常消火装置箱に記載された所轄消防署電話番号に連絡して秘密番号を案内された後になってから非常消火装置を使用することができる。
さらに、錠に錆が生じていたり、連絡先表示すらされなかった非常消火箱も多数存在し、事実上、危急状況時の迅速に使いにくい状態だ。
▲真新しいカギが付けられた非常消火用具入れ
実際、同日、水原市八達区池洞市場に設置された非常消火装置箱は錠で堅く閉ざされているのはもちろん、案内板に書かれた非常電話番号までも色があせて分からなくて秘密番号を確認する方法がなかった。
また、八達区役所近くに設置された非常消火装置箱は、暗証番号を案内してくれる消防署と交番の電話番号が書かれていなければならないところがすべて空白になっていた。
▲消火栓の前に陳列された商品も韓国名物
住民P氏(55ㆍ・女)は "非常時に使用するとし、錠をかけておいなんて実に荒唐無稽だ"、"暗証番号を知らせなければならない消防署の電話番号も書かれていないので、どのように鍵を開けて使用できるのだろうか。 荒唐無稽な政策" と指摘した。
これについて、消防当局は"常時開放しておく場合非常消火装置箱の中の物がなくなったり、一部の住民たちはゴミを入れておいたりもして、管理レベルで施錠をしておいたこと" とし、"非常の際、住民たちが迅速に使うことができる方法について悩んでみろ" と話した。
(ソウル/みそっち)
この手の施錠文化は韓国特有ですよね、消火栓のバルブ(つまみ・取っ手)も軒並み外されて故買商に持っていくのがお約束ですし、高速道路の非常電話も切り取って持ち帰る文化があります。ソウルの地下鉄に必ずある毒ガスマスク保管庫のカギは有名ですし、空襲警報が出ると避難する緊急避難場所があるんですが、普段からホームレスの寝床にならないように厳重に施錠してありますよね
まあこれで盗難被害が減ればそれでいいのかもしれません。 (イイノカ)
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