もし戦争が起こったら…社会各分野の対応計画①
'陸海空'全ての交通施設、政府統制…現役兵服務6ヵ月延長
《韓半島で武力衝突が起きれば、個人の日常だけでなく、韓国社会を支えるすべてのシステムが動揺するしかない。 その時を備えて分野別、機能別に緻密な対応計画が用意されている。 安保上の機密を除いて、有事の際に混乱を最小化できる情報を調べた。。》
●韓国軍'戦時特例'動員令を宣言…法務部、軽犯罪者の一時釈放
治安・防災
戦争が勃発すると、警察は状況室を整える。 機動隊と(犯罪通報)打撃隊など警察作戦部隊を指揮して軍と協力し、各地域を防護する。 全国で検問検索が大幅に強化される。 留置場の被疑者らは後方警察署に連行する。
消防は、市・道別に稼働する統合防衛支援本部の指揮を受けて火災鎮圧と救助、救急を担当する。 業務は普段と大きく変わらない。 火災・事故が急増して業務量そのものが増える可能性が大きい。
同時に数ヵ所で火災と事故が発生すれば、政府施設を優先的に復旧する。 火災鎮圧に必要な水は平常時のように全国の上水道を活用した16万4300余りの消防用水施設で確保する。 消防用水が不足すると、全国3800余りの河川(ダム560ヵ所を含む)と貯水池一万4300ヵ所あまりの水を引いて使う。
※ソウル市では暴徒鎮圧の放水車が消火栓の水を使ってはいけないことになった。
刑務所の中身はどうする
矯正施設服役者(昨年末基準3万6479人)は減っている。 拘置所は軽い罪を犯した犯罪者を一時釈放する。 ※韓国で "拘置所にいる軽い罪を犯した犯罪者" とは初犯が何度もあって目に余る犯罪者のこと
法務部は、状況によって服役者管理を△一時釈放△戦時仮釈放△後方移送などの方法に分けた。
一時釈放は未決囚など刑が確定されていない人々を中心に行われる、詐欺と横領などの釈放しても大きな問題が発生しない軽犯罪者が対象だ。 戦時仮釈放対象に具体的な規定はない。 状況によって矯正本部で判断する。
※朴槿恵元大統領は拘置所だが一時釈放されず後方に送られることになる
しかし、殺人や強盗など重犯罪者たちは解いてくれない。 刑務所は人員を減らして少なくとも管理人員とともに後方刑務所に、重犯罪者たちを移す。 その代わりに服役者即決処刑はない。 服役者を兵力として活用する案は事実上不可能だ。 法務部関係者は"参戦軍人たちは最小限の愛国心を持たなければならないが、、服役者たちに銃を支給したら、民間人を殺害するなどの恐れがある"と話した。
※服役者即決処分:李承晩が逃げる時に左翼運動の収監者を3~5000人くらい処刑している
▲大田刑務所では旅順事件など国内左翼事犯をまとめて始末した
現役兵はその場で服務が6ヶ月延長
国家非常事態が発生すれば、兵役法 '戦時特例条項' によって動員令が宣布され、兵力の徴兵・招集者の服務期間の延長などの非常措置が行われる。
現役兵は、服務期間が6ヵ月増えて、現役と補充役(社会服務要員など)、予備軍を含めたすべての兵役義務期間も40歳から45歳に変わる。 常勤予備役と一部の補充役は現役徴集対象に変わる。 必要に応じて前・後方戦場地域に投入することができる準備態勢を整えることだ。 (つづく)
(ソウル/みそっち)
韓国軍は現役兵(徴兵で集められた21ヶ月勤務の兵隊)の服務が6ヶ月延長されますね。 明日満期除隊なんていうのも6ヶ月延長です。さらに明日入隊っていうのもすぐに教育部隊ではなく実施部隊に配属されます。
ここで朗報なのは、DMZ(非武装地帯)勤務だけに支給されていたお手当ては全員が支給対象になることです(月額2万ウォンとかだけどね)
その次は予備軍として兵役を終えたばかりのが召集されます。これも現役兵と同じですが、これはすぐには始まらないかもしれません。 受け入れ態勢が無かった時に国民防衛軍事件をやった経歴がありますから、減った分だけ随時召集ということになりそうです。
それ以外の職業軍人は戦争開始の兆候があると自宅通勤者も兵営内でお泊りするようになります。 とは言っても全国が一度に火の海になるわけじゃないのでソウル以北の部隊では即応体制になりますが、南部の部隊は戦場に行く方法も絶たれるのでそこが戦場になるまでは避難民救護が優先されそうです。
つまり避難民の交通整理ですね。
さて中国との通貨スワップ延長というハナシがあったんですが、あれは平時のハナシであって戦争被害でのお金の不渡りには対応していないんですね。
外国為替の不渡りに役立つものですから国内が焦土になっても中国からお金が降ってくるハナシじゃないんです。
ところで交戦状態になれば、キタ朝鮮には中国には参戦条項のある条約がありますからそっちを守るとなれば人民軍は参戦するしかありません ↓
中朝友好協力相互援助条約
第二条 両締約国は,共同ですべての措置を執りいずれの一方の締約国に対するいかなる国の侵略をも防止する。いずれか一方の締約国がいずれかの国又は同盟国家群から武力攻撃を受けて,それによって戦争状態に陥つたときは他方の締約国は,直ちに全力をあげて軍事上その他の援助を与える。(参戦条項)
こういうのがあることを忘れていると、キタ朝鮮だけが核武装して孤立しているみたいに考えがちですが、戦場がキタ朝鮮ばかりとは限りませんし(尖閣諸島あたりではじまるとキタ朝鮮が参戦してくる) そんな心配もあります。
鬼ころを買いに