野球で例えると盗塁?
海外に逃避した犯罪事犯の数が昨年700人余り
最近では年平均500人に迫る…検挙実績'元'
2016年297人、国内送還…送還率48.4%終わって
[ニュースミーナ]慶尚南道昌原と昌寧などで鉄工所を経営していたペ某(41)氏は昨年8月、低価格受注と工事遅延で経営が悪化すると、職員19人の賃金と退職金9300万ウォンを払わず、フィリピンに逃走した。
彼はしばらくフィリピンで生活して逃避資金が無くなると、そっと静かに帰国した。 (ぺ)氏は知人の家に隠れていたが、警察に逮捕された後、この7月、勤労基準法および勤労者退職給与保障法違反の容疑で拘束された。
氏のケースのように、海外に逃避した犯罪事犯の数が昨年700人余りに迫ることが分かった。
捜査当局も海外逃避犯の検挙にそれなりに最善を尽くしているが、逃避犯らが大幅に増えて送還率には大きな変化がないものと把握された。
国会法制司法委員会所属の朱光徳(チュ・グァンドク)議員(自由韓国党)が28日、法務部から提出された、この5年間の 国外出国起訴中止者 の現況によると、2013年から今年6月までに海外に逃避した犯罪事犯は計2494人と集計された。
海外逃避犯の数は毎年増加傾向だ。
2013年396人だった逃避犯の数は2014年419人から2015年576人、昨年722人に急増しており、今年も上半期だけで381人に上る。
昌原(チャンウォン)地検特捜部はこの7月の八百長に加担する見返りに国民体育振興法違反容疑で元済州(チェジュ)ユナイテッドの選手のク(36)氏を拘束した。
※韓国のサッカーリーグの下位チーム
2010年6月から八百長の見返りとして2500万ウォンを受け取った容疑を受けた具容疑者は検察の捜査が本格化する前の2010年12月、インドネシアに出国し、起訴中止された状態だった。 検察は、具容疑者が帰国すると、ただちに検挙したという。
このような海外逃避犯たちの犯罪類型は、詐欺の容疑が853人で最も多かった。 さらに、向精神性医薬品安全法違反などの麻薬関連容疑で逃避した人が187人、横領117人、窃盗63人などの順だった。 特に、兵役法違反で逃避した人は21人に、特定犯罪加重処罰法上逃走者の疑いで逃避した事犯も13人に達するなど、多様化した容疑に逃避したことが分かった。
意外とフィリピン潜伏よりアメリカ行きが多い
海外逃避犯たちは罪を犯して主に米国や中国、フィリピンなどに逃げたことが分かった。
行く先は米国が399人で最も多くの逃避犯らが出国し、中国358人、フィリピン215人だった。
一般的に'大地の中が広ければ広いほど捜査網を脱するのに容易である'という犯罪者たちの認識や東南アジアなど近隣諸国が逃避に相対的に容易になるからであるものとみられる。
捜査当局は国際司法共助を通じて逃避犯の国内送還を進めている。
実際、海外逃避犯のうち、国内に送還された人は2013年120人、2014年148人、2015年216人、昨年297人と、年々増えている。 ただし、全体海外逃避犯の比送還率は2013年47.2%から昨年48.4%と、大きな変化がない。 これは韓国人犯罪者たちの海外逃避自体が毎年大きく増えたためだ。
チュ議員は "海外逃避犯について所在が確認される場合には積極的に犯罪人引渡し請求をして、所在が確認されない場合には、所在の捜査のための刑事司法協力要請、インターポールから手配の依頼を措置を取るなど、検挙に万全を期さなければならない" と注文した。
野球で言うなら3アウトでチェンジ
"3回以上"飲酒運転の常習犯毎年4万人…
再犯率の増加傾向にある
[ソウルミーナ]飲酒運転で3回以上摘発されて加重処罰を受ける'三振アウト'対象者が年間40万人を超え、対策作りが急がれるという指摘だ。
9月28日、国民党の朱昇鎔(チュ・スンヨン)議員が警察庁から受け取った資料によると、2012∼2016年5年間に、飲酒運転で3回以上摘発された件数は一年に4万件あまりに達している。
毎年、飲酒運転の件数は23万件を超えるが、このうち2回以上摘発された再犯率は2012年41.9%から2016年45.1%で3.2%増加した。 3回以上摘発の割合も2016年19.3%で2012年に比べて3.3%増えた。
最初の飲酒運転、摘発後二番目の飲酒運転で摘発されるところまでかかった期間も平均4年9ヵ月に過ぎなかった。
朱昇鎔(チュ・スンヨン)議員は "習慣的な飲酒運転者に対する刑事処罰と民事的責任が被害者家族の苦痛や国民感情よりとても低い水準"と指摘した。
チュ議員は"現行の制度では飲酒運転に対する予防効果を上げるのは難しいため、実質的に飲酒運転を予防することができるよう、関連法律を改正する"と話した。
(翻訳/みそっち)
ということなんですが、犯罪発生率を減らすには指名手配しなければ良いとか、犯罪被害を受け付けなければ良いというのが原点にあるわけです。
まぁ 犯罪にもいろいろありそうですが、警察では〝単純説諭〟っていうのがよく行われるそうです、それって住所と名前を聞いてそれで帰しちゃうのです。 住所と名前を聞きますがそれをメモすることをしないので、犯罪の記録がどこにも残らないという便法なんですね。
そうなると管内の犯罪発生率が下がるという副次的効果もあるので〝一部の先進国並み、安全で安心な国〟なんてことがニホン語で記事になったりするのです。 もちろんそれが体感的にもウソであることはソウルを知るひとなら常識ですけどね。
そして犯罪者を減らすには捕まえてから無罪を宣告しちゃえという乱暴なことまでやってるんですね。 まず刑務所が狭き門なんですよ。 チンピラやヤクザが1人殺ししたぐらいでは刑務所行きなんてことにはなりません。 一人目なら〝当たり所が悪かっただけ〟だと判断するのです。
とにかくすべての刑罰はまず〝執行猶予刑〟というのが韓国では当たり前のことになっています。 んでも〝国民情緒法〟なんかで引っかかると、30年以上前のことでもいきなり実刑なんてことになることもあるので注意が必要でしょう。
そして韓国にも〝罰金刑〟なんていうのがありますが、これはしらばっくれていればOKなのです。
あのほら、大統領特赦とかいつもあるじゃないですか。 ええ、帳消しになるのです。