ムグンファは外来植物、ニホンにも生えてる自生種'黄色いムクゲ'育てる
[ニュースミーナ]無窮花(ムグンファ)は、韓国国花、つまり'国花'と呼ばれる。 しかし、無窮花(ムグンファ)は法的に認定された国花ではない。 私たちの周辺でよく見られる無窮花がほとんど自生種ではなく外来種であり、'国花'として公認するのは不適切だという主張も少なくない。
▲ベトナムなどから輸入されるムクゲ(無窮花、Hibiscus syriacus)が韓国の国花だと知られている
このような中、12日、環境部所属の国立生物資源館が済州島と共に絶滅危機野生生物II種の'ファングン(黃槿)'を大量に飼育してオルレ道など、済州島観光地を栽培と明らかにした。 まさにこのファングンが無窮花属植物の中で、韓国の'唯一'自生種だ。 ファングンは高さが1m前後で7~8月に花を咲かせ、花言葉は'宝物ポケット'だ。
国立生物資源館と済州道(チェジュド)、15日、自生種の無窮花(ムグンファ)の普及協約
唯一の自生種ムグンファ'ファングン'済州に毎年4000本余り寄贈
唯一の自生種ムグンファ'ファングン'済州に毎年4000本余り寄贈
現在、無窮花(ムグンファ)はほとんど外来種。インド、中国原産地
国内で自主繁殖できず、'国花'不適合問題
外国で種子と苗木大量輸入して普及中
国内で自主繁殖できず、'国花'不適合問題
外国で種子と苗木大量輸入して普及中
事実、私たちが周辺に意気揚々と植えては喜んでいる紫や白色の無窮花(ムグンファ)は自生種ではない。 無窮花(ムグンファ)は長く、新羅(シンラ)時代から国内で栽培されたものと伝えられているが、原産地は気候が暖かい、中国南部やインドなどとして知られている。
▲新羅時代から知られてきたムクゲの花(無窮花、Hibiscus syriacus)と言われているが花の種類に命名したことのなかった朝鮮人にはほとんどの花が〝ハナ〟であるだけで固有の名称を持っていたという記録はない。古い文献に残された漢字名も現在ではどの種類を意味するのか皆目見当がつかないようだ。
国内で植えているムグンファのうち相当数も外国から導入した種と苗木であると推定されている。 農林畜産検疫本部の検疫統計資料を見ると、2007~2016年の間10年間、インド・中国から国内に輸入された無窮花の種はすべて439キロだ。 昨年も中国で50キロが入ってきた。 種に50キロであるため、相当な量のわけだ。
苗木でも、この10年間、計60万本がベトナム・台湾・タイなどから入ってきた。 すぐに昨年もベトナムで19万本のムクゲの苗木が入ってきた。 私たちが植えて育てる無窮花(ムグンファ)そのものが、外国から輸入されたものである可能性もそれほど高いわけだ。
本来寒い地方に生えないムクゲ、統一後の国花にふさわしくないという意見も
ヒョン・ジンオ北東アジアの植物多様性研究所長は"国内ではムグンファの種が地に落ちても自ら、芽が出ない"、"自ら、芽が出ないために帰化植物でもない外来植物"と話した。 それで種よりは枝を切って挿し木方式で繁殖させているということだ。
それで無窮花を'国花'に指定することについて反対する意見も少なくない。 また、気温がさらに低い北朝鮮では無窮花が最初から伸びるも難しいために統一以降を考慮してもムクゲを国花として公式に指定することは難しいという主張も出ている。
▲韓国国内でも済州島だけにわずかに自生しているファングン(黄槿、Hibiscus hamabo)は国花としてしられる紫色のムクゲとは関係のない似ても似つかぬ別種だが用語の混乱からファングン(黄槿)と呼ばれている。
このために国立生物資源館は済州島の自生地でファングン(黄槿)の種子を集めて2014年から3年間、増殖し、こうして培ったファングン4000株あまりを済州島に寄贈する予定だ。 ファングンは元々済州島と全羅南道の一部の島の海辺でそだったが、自生地が破壊された。 過去にも復元のための努力があったが、明確な成果を見られなかった。
国立生物資源館と済州道(チェジュド)は今年15日、業務協約を結び、今後5年間、毎年4000本ずつを済州道(チェジュド)に普及する計画だ。 今年は済州島の松岳山道立公園に2000本、済州島(チェジュド)自然生態公園に1500本、翰林邑オレ道一帯に500株を植える予定だ。
国立生物資源館と済州道(チェジュド)は今年15日、業務協約を結び、今後5年間、毎年4000本ずつを済州道(チェジュド)に普及する計画だ。 今年は済州島の松岳山道立公園に2000本、済州島(チェジュド)自然生態公園に1500本、翰林邑オレ道一帯に500株を植える予定だ。
(翻訳/みそっち)
朴クネが槿という字で知られているように韓国が建国される以前から知られてきた花だということになっていますが、木槿(多年草ではなく木のほう)が朝鮮半島で植栽されるようになって100年程度であり、それさえも寒い方面では育たないことなどから、李承晩の頃に取って付けたように国としての体裁として〝国花〟の扱いをやりはじめたというのが事実です。
一方の北朝鮮では近年になり木蓮の花が国花となっていて韓国が主張する〝新羅時代からムクゲの国〟と言われたとか〝朝鮮時代にアタマ飾りにムクゲ〟などというヨタ話が韓国だけで比較的最近になって考案されたものと見ることができます。
というわけなんですが正式に国花じゃない、国花にしよう、となってくるとそれに反対する勢力も出てきて国論を二分するのが韓国のスタンダードと知られていますからこういうのは何時になっても結論が出ることなしに議論が続くのでしょう。 うひひ