”補償しなければセヲル号は行かせない” 漁船200隻が海上デモ
原油流出被害、政府の優先補償約束しろ 引き揚げ現場500mまで接近
警備艇30隻警戒 木浦(モクポ)新港行く道、容易でない旅程なりそうだ
[NEWSミーナ]"3年前には痛み(遺族)が大きく、我慢したが、もはやそうはできない"。 セヲル号引き揚げの過程で、原油流出被害がますます大きくなると、全羅南道珍島郡 東巨次島 などの漁民が政府に被害補償を要求し、海上デモに乗り出した。
さらに、これらの漁民たちは、政府の被害補償の約束が行われない場合には、"セヲル号の木浦(モクポ)新港出発を止める" という意思を海水部に渡したとされてセヲル号の木浦行きが順調ではなさそうだ。
30日、珍島邑の国民党ユン・ヨンイル国会議員事務室では海水部の関係者とイスンマン、珍島(チンド)副郡首、東巨次島の漁民代表、チャン・イル道議員など20人あまりが参加し、セヲル号の油類被害補償の会議開いた。
同日、珍島郡と漁師たちは、油類被害による地域のイメージが損失されており、被害後の収穫量が減少するなどの漁民の現実的な補償がまず行われなければならないと主張した。 さらに、これらは上海サルベージ会社と保険会社が現在、迅速に対処することは難しい状況であり、政府レベルの対策が必要だと主張している。
チャン議員も"3年前にもセウォル号油流出の被害が発生したが、漁民らには被害額の20%だけを補償するに止まった"、"今回も2次被害が発生したが、国家できちんと対応をできず、漁民らが反発が高まっている"と主張した。
先に同日午前8時ごろ東巨次島の漁民70人余りは、漁船17隻に分けて乗り、半潜水式の船に積まれているセヲル号引き揚げ現場500m余りまで接近し、原油流出被害補償を求める横断幕を各漁船にぶら下げて海上デモを繰り広げた。
漁民たちは '政府による優先補償'を促しながら東巨次島 や鳥島などから漁船200隻あまりを動員して本格的な海上デモを展開する態勢だ。
海洋警察は漁船の接近により、引き揚げ作業が妨害することを憂慮し、警備艇30隻あまりを動員して周辺の警戒をしている。
海水部の関係者は "漁民たちが要請する部分は同感し、協議体を構成して迅速な補償が行われるように求める"、"セウォル号沈没当時、困難を黙々と勝ち抜いた住民にすまなく思っている"と釈明した。
珍島郡は、東巨次島 などの漁民たち相手に被害調査を行った結果、ワカメㆍ貝類ㆍナマコなどを育てる74個が養殖場726㏊ほどが油流出被害を受けて55億ウォン財産被害が発生したものと推算している。
(翻訳/みそっち)
これはね、もう予見されていたお約束ですよ。なにしろ金づるが動き出しちゃうわけですよ、いままでは主役が ”犠牲者家族” でしたから我慢してきたんですが、厄介者が動き出してみると油が溢れ出て漁場が汚染されたというんですね。
そうなると養殖場の世話なんかやってるよりも賠償金のほうが楽して美味しいですからね お手製の幟(のぼり)をおっ立てて海上行進しちゃうのです。
被害金額なんていうのは言いたい放題だし、わかめやナマコなんかは市場に出しても市場原理から安くなっちゃうでしょ。それよりも政府相手に金をくれと抗議行動したほうが割がイイってことなのです。
漁業補償のほうは上海サルベージが保険加入してるということですが、これが円満に支払われない可能性が高いっていうのもアレですよね。それでも現地の政府関係者は保険加入しているほうに聞いてくれという立場なんですよ。 そういうふうにできてるんですね。