"神の啓示で株式投資″ほとんどの信徒は、被害事実を否認

［ソウルミーナ］信者たちを騙して株式投資金を受け取って横領した牧師が裁判に持ち込まれた。

ソウル中央地検刑事3部(部長検事キムフギュン)は、朴某(54)氏を詐欺及び類似受信行為の規制に関する法律違反の疑いで拘束起訴したと28日明らかにした。

ソウル江南区(カンナムグ)にある教会の牧師である朴氏は高い収益を約束し、2011年7月から2016年2月まで被害者17人から119回にわたって19億5290万ウォンを受け取った容疑を受けている。

パク牧師は、被害者に「10年満期式年金に加入すると、10年間、毎月4％の利子を保証して、満期時の元本の50％を返還して投資金よりも多く返してあげる」と欺いたことが分かった。2010年1月から2016年8月まで被害者150人から計197億ウォンあまりを受け取った疑いも持たれている。

朴氏は牧師という身分と彼に対する信者らの信頼を悪利用して投資金を受け取ったものと調査された。 彼は投資金で株式投資をして高い収益を保障する能力がなかったし、被害者たちのお金をいわゆる '回して防ぐ(自転車操業)' するつもりだったものと把握された。

また、投資金を引き出す過程で " 神の啓示によって株式投資をして高い収益を上げた"、として教会の信者たちをだましたものと明らかになった。

検察によると、朴牧師は、2010年1月から昨年8月までに計878回の信徒150人から197億1,100万ウォンを投資名目で受け取った疑いを受けている。ほとんどの信徒は、被害事実を否認したが信徒のうち17人が詐欺の被害事実を示した。声明によると、朴牧師は、2011年7月から昨年2月までに計119回の信徒17人から投資金名目で19億5,000万ウォンを横取りした。

（ソウル/みそっち）

牧師ですから教会ですよ。韓国じゃ牧師や神父っていうのが副業でこういうのをやるんです(こういうのをやるために教祖になるのが多いけどね)。

韓国のウリスト教はすごく特殊なんですが、現世でご利益があることが最大限に望まれるんですね。それだから信徒っていうのもその教祖様にくっついている人なわけで、だまされているなんて微塵も考えないのだっているんです。そういう極上の信徒ばかりだと教祖様もウハウハですが、お金を増やしたい目的で教祖様に近づくのもいます。そんなのが『ちょっとハナシが違うんだけどナ』なんて言い出したりすると事件化するのです。　大抵の場合は資産家のお年寄りがむしり取られて万々歳ってことになりがちなんですけどね。

韓国では牧師や神父っていうのは悪いことの隠れ蓑にイイんですよ。まず所得が免税になる、これはよくある話ですよね。お金を動かして差益が出ればそれが丸々使っちゃってもイイわけです。それともうひとつが ”聖職者” は捕まらないっていうのがありますよ。社会的信用があることになってますから警察が怪しいと思っても取り調べを受けるのは相当に事態が悪化してからになるんです。そいうわけで逃げちゃうことだって可能ですよね。

10年満期式年金に加入すれば毎月4%の利息を保障＞＞＞＞このへんが低金利時代ってことでため息が出るほどがっかりですが、派手に集めないっていうのも才能かもしれません。なにしろ韓国の詐欺では年20％の配当保証なんていうのが日常的ですからね。