スリオンヘリ　また部品不良

［国防ミーナ］国産スリオンヘリの輸入部品に亀裂が生じて先月18日から運航が中断されたと防衛事業庁が3日明らかにした。

防衛事業庁は "先月16日、陸軍航空学校でスリオン14号機の日常検査の際、メインローター作動機連結部分品に約7センチ程度の亀裂が発見された"、"以来、すべての航空機について検査した結果、他の1台も亀裂があることを確認して先月18日、全てのスリオンヘリの運航を統制した"と明らかにした。

メインローター作動機はイタリアMECAER社から輸入して実装する部品で、防事庁は直ちにスリオン製作会社の韓国航空宇宙産業(KAI)とMECAER社に原因究明を要請した。

 
防衛事業庁は "原因は、連結部分品の内部に水分が流入され気温が下がり、結氷して膨張し、生じた亀裂と最終的に確認された"と説明した。

防衛事業庁は3∼6月、当該部品を水分流入がならない部品に全て取り替える予定だと明らかにした。　

また、水分流入防止と結氷や腐食防止に向けて密封すると、新しい部品に交換される前でも飛行安全性が保障されることが確認されてくる6日に運航を再開するかどうかを決定する予定だと付け加えた。

（翻訳/みそっち）

スリオンは何度か話題にしていますが韓国製だそうですね。まぁ世の中はグローバル時代ですから輸入部品もどしどし使っているっていうのはイイんじゃないかと思いますよ。　んでもね、ソウル市が消防ヘリ導入のときに導入条件で国産化率が64％だとバラしたことがありました。そのほかに飛行可能時間が短いとかありましたよね。

あちらの資料によれば、”動力伝達装置の国産化に失敗した、これはエアバスヘリコプターからの技術移転を適切に受けなかったからで、監査院はこれを5000億ウォンの国庫損失に報告した。
エアバスヘリコプターからはスリオンの開発でパワートランスミッション、メインギアボックス、テールギアボックス、メインローターマスト、自動飛行操縦システム（AFCS）などの核心部品を担当したが、技術移転に失敗したことで、同社とのLAH / LCH契約でもメインローターブレード（MRB）と変速機、ギアボックス、自動飛行制御システム（AFCS SW）などの主要な技術移転も欠落している、KAIは現在国内自社開発を進めている。　　

そのほか主ローターブレード(MRB)自動飛行制御システム(AFCS SW)、能動振動低減装置(AVCS)なども技術移転されていません。

とのことでしてね　そいじゃぁ韓国産って何なの？　ってことなんですよ。

んでもほらグローバル社会ですから。

これまでにエンジン固定ボルトの切断(2012年)、機体の亀裂(2016年)や防風ガラス（ウインドシールド）の破損(2016年)、氷結テスト不合格(2016年)などがあったそうなんですが、そのほかにも変速機部分(輸入品)とかで、修理をするにはユーロコプターに部品を送らないとならないという契約になっているそうです。（まるで戦車と一緒）

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国産機動ヘリスリオン（KUH-1）の外国産部品に欠陥があることが確認され、韓国軍が運航を制限して部品の交換作業に着手した。 軍関係者は、「今年4月、ノルウェーで発生したEC-225ヘリコプター墜落事故の調査結果、エンジンと（翼の回転を担当する）ローターシステムを接続する「サイクリックボックス」の一部の部品の欠陥が確認された」とし「スリオンヘリコプターも同じ部品を装着しており、予防的次元で運航制限措置をした」と7日明らかにした。

ちなみに汎用ヘリコプターなんですよね。それでアパッチAH-なんとかが36台入ってきたんですよ　これで攻撃用ヘリコプター開発事業は無くなったわけです。

アパッチとスリオンのユーロコプターはローターの回転方向が逆なんですよね、離陸するときの当て舵のベダル操作が逆になるんですそのへんとかもあるので何種類も使い分けるときに規模の小さな軍隊では問題が多そうですね（棒）