大宇建設海外工事大損失の可能性 一気に大宇建設の売却手続きも
会計法人が "監査意見拒否" に 輸出入銀行、独自の現場調査の結果だ
未請求の工事代金の大半が未収債権 いつまでも帳簿に売り上げってわけには
[くらしのミーナ]大宇建設の3・4四半期実績報告書について会計法人が、”監査意見拒否” を提示した中、大宇(テウ)建設の未請求の工事代金2兆ウォンのうち海外部門1兆2,000億ウォンの一部不健全な可能性があるという診断が出た。
※翻訳によってニュアンスが違いますが ”未請求の工事代金2兆ウォンのうち海外部門1兆2,000億ウォン”が不健全という意味のようです
※※未請求という段階ですでに請求できない持ち出し額と見ることもできます
未請求の工事代金の一部の不良化に対する憂慮が出て、大宇建設の売却手続きも実現されるのではないかという不安な見通しまで出ている。 これによっては、大株主である産業銀行の大宇建設の経営管理問題が再び俎上に上がるものとみられる。
8日、金融圏や建設業界などによると、輸出入銀行は最近、大宇建設に独自の現場点検に乗り出し、その結果、大宇建設の未請求の工事代金のうち不良可能性がある部分は海外部門1兆2,000億ウォンの一部に該当するものと把握した。 かつて、不良が累積されていた中東はもちろん、マレーシアなど東南アジアなどで行われた海外建設プロジェクト10件程度がこれに該当する。
輸出入銀行のある高位関係者は、"会計法人の監査意見拒絶はめずらしいケースで、リスク管理状態を把握するため、現場点検を調査することになった"、"未請求の工事代金のうち、1兆2,000億ウォンの一部の不良化に対する懸念の可能性があることを確認した"と明らかにした。大宇建設の去る9月末基準で未請求の工事代金は、昨年末より2,424億ウォン増えた2兆158億ウォンだ。
※意見拒絶は外部監査を担当した会計法人が該当企業の財務諸表を検証するのがむずかしい、見解を出すことができない時に記述する。
未請求の工事残高は、発注先に代金を請求できなかった一種の未収債権だ。 工事代金をもらえるなら問題がないが、代金を受けられなければ、従来の会計に '利益'として記録された金額がすべて '損失'に転換される。
この場合'ビッグ・バス(潜在不良債権をすべて取り払う会計手法)'が必要となり巨額の赤字が避けられない。 実際、大宇造船が過去未請求の工事金額を過度に策定したが、これを受けることができず、2015年には3兆ウォンを超える当期純損失を記録したことがある。
ただ、輸出入銀行も大宇建設の海外未請求の工事代金の一部の不良化に対する懸念の可能性はあるが、大宇(テウ)建設の施工能力と状況などを考慮すると、管理可能な水準だと評価した。
輸出入銀行の関係者は"大宇建設は、国内で、マンションの施工などをベースにした、しっかりしたキャッシュ・カウを保有した上、一部の損失可能性であるため、十分に管理できるものと見ている"と説明した。
(翻訳:みそっち)
あの世界的大海運業で世界第7位規模だった韓国のフラッグシップ韓進海運は600億ウォンが用意できなくて法定管理にされましたが、その負債総額は9000億ウォン?
大宇建設はこれまた派手に海外事業で売り上げを伸ばしてきたけど、気がついたらお金が貰えないというお約束で工事してたなんてことになってるのですね。
建設業では実際の現場作業はすべて下請けじゃないですか、大宇建設のヘルメットをかぶって現場にいるのはネクタイ締めたのばっかりですから。
そんな大宇建設も直受けばかりじゃなくて下請け孫請けまで合わせて ”売り上げ万々歳”をしてきたわけですが、循環出資にも似た”循環受注額競争”みたいなことになっていたのです。
たとえば1000億ウォンの巨大プロジェクト、これを800億で下請けに出すと帳簿上の売り上げは合わせて1800億になり、それを担保にお金を借りてきて工事を始めるということを繰り返してきたわけですよ。 出来上がっても1000億なのに800億ウォンはどこからも回収できないなんてことなのです。
このへんは某国立大経済学部出身の土人観察老人が詳しいようですが
”生産額と付加価値というのは別の概念なんだから一緒に足したりしたって何の意味もないんですよ” 何のことニカ?