どこに消えた? 一人暮らし500万人の謎
韓国では世帯数<住宅数ではない
韓国では”住宅に住んでいない世帯”(住宅とは認められない居住空間)が多いらしい
ひっくりするのは1000人あたりの住宅数がかなり少ないこと
[くらしのミーナ]全国の住宅数が1千600万戸を超えた。このうちアパートが占める比重が高まり、60%に迫った。統計庁は7日発表した'2015年人口住宅総調査'資料で、このような内容を盛り込んだ住宅部門全数集計結果を発表した。
※7日、統計庁が発表した「2015年人口住宅総調査」を見ると、昨年1人世帯は520万3千世帯で、全体(1千911万1千世帯)の27.2%を占め、2010年の23.9%より3.3%ポイント増加した。
◇まずは空家の心配から 住宅増加率、済州20.8%で、全国'最高'
昨年11月1日基準の全体住宅数は総勢1千637万戸へ5年前より11.0%(162万戸)増加した。このうち世帯が居住する住宅は1千530万戸(93.5%)であり、空き家は107万戸(6.5%)だった。
人口1千人当たりの住宅数は320.5戸で、2010年の調査時(296.7戸)より23.8戸増えた。これは米国(2015年基準・419.4戸)、英国(2014年・434.6戸)、ニホン(2013年・476.3戸)など主要先進国の人口1千人当たり住宅数が400戸を超えるものに比較すると、まだ足りない水準だ。
(翻訳:みそっち)
◇韓国では世帯数=住宅数じゃない
たった一日違いで韓国の住宅数1600万戸と世帯数1911万世帯というのが並んだ記事です。しかもその出処は‘2015年人口住宅総調査'という一緒のものなんですが、最後のオチは、ソウル市には住宅がまだまだ足りない状況だ、というものです。
まだまだ足りないというのは住宅建設とその分譲で家計負債を増やしながらも住宅神話が続くことを愚民に知らせる広報のようなものです。
※.平成25年10月1日現在における我が国の総住宅数は6063万戸,総世帯数は5246世帯、このように空家もあるので住宅数のほうが多い
ニホンには考試院や5.5㎡長屋に住んでいるひとはいませんから、6畳一間のボロアパートでも住居にカウントしていますが、韓国では電気メーターひとつを居住者数で割る1/n方式の居住空間に住んでいると、そこでは住宅数で1つにカウントされるみたいです。
そういう勘定の利点は、世帯(住宅)あたりの専有面積の計算式などのときに効果的ですよね。ニホンが四畳半一間の世帯も世帯=住居と勘定するときに、5.5㎡長屋に住んでいる韓国の一人暮らしを完全に除外することができるのです。
するとどうでしょう、韓国の一般世帯の居住面積は広いなんてことになったりするんです。 韓国では一人暮らしは世帯じゃないっていうわけじゃないのでしょうか。
ところが韓国では一人暮らし世帯が500万以上あるということですね。ワンルームと言われるしゃれた汚部屋に住んでいる場合もあるでしょう。しかし考試院という居住空間に住むひとも大勢いるのです、この考試院というのは法律上は住居でもオフィスでもホテルでも無い空間で、どこにも分類されないのです。
そして統計にも現れないという不思議なことになってますよ。(非公式には考試院や長屋に住んでいるひとが300万人とも言われています)
広さ的にみるとカプセルホテルよりマシかもしれませんがカプセルホテルに家賃を払って住んでいる人っていうのはあんまり聞きませんよね。それがソウルでは普通のことなのです。
窓なし考試院の間取り図
▲このどこに冷蔵庫が置けるのか聞いてみたいよね
おどろくべきことにこの新改造式韓国家屋は3階建て
こういうのはどこにもカウントされないのが韓国式
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