ソウル市市内の安宿に扇風機・蚊帳無料取り付けはじまる
お年寄りにやさしい韓国、安宿住まいの家庭には蚊帳と扇風機を無償設置
深刻な高齢化が進んでいる東京でも行われたことのない行政による扇風機の無償配布
[暮らしのミーナ]ソウル市は9日、市内の安宿5つを対象に扇風機と蚊帳を無料で設置している。
市はKT(通信会社)とともに、扇風機と換気窓がないすべての長屋世帯に、扇風機を設置してくれて、入り口には開閉式蚊帳を設置する計画だ。
▲さっそく蚊帳をつけてみたところ すぐぬるくなる水も配られた
この蚊帳の向こう側が彼の住まいだ
▲韓国で温度計を水銀柱と呼ぶのは温度計に水銀が使われていた名残り、現在は赤く色付けされたケロシンが使われている(水銀柱とは本来気圧を指す意味である)
▲窓のない安宿の本来の用途は売春宿
市によれば、安宿住民3千507人のうち、扇風機がないこれらは474世帯だ。 これによってKTは扇風機500台を寄贈し、市はソウルエネルギー福祉市民基金から蚊帳1千20個を用意した。
▲韓国人に組み立て作業をさせると必ず部品が余るという都市伝説がある
市は9日午前10時からKTの新入社員145人、地域住民、施設関係者とともに、扇風機と蚊帳を配る計画だ。 この席にはジャンギョンフヮン市福祉本部長、イソンジュKT継続経営センター長などが同行する。
▲扇風機を寄贈したのは韓国企業だが、工場は韓国国内ではない
マレーシアやインドネシア産である。
市は夏を迎え、最大260人が同時に利用できる猛暑休憩所7ヵ所を運営しており、長屋相談所の職員と村住民で、パトロール班を立ち上げ、1日2回以上見ている。
アリスを含めて、ミネラルウォータ1万2千本を設け、冷蔵後スラム街住民に配布していて、後援をしてもらった生活必需品26種1万4千点も支援している。
(翻訳:みそっち)
ソウルの安宿については何度か紹介してきました。日貰(イルセ)と呼ばれる日払い式の住まいや、月払いになっているところ、保証金を預けてあって月々の支払いの無い部屋などがあり、さらには数部屋の壁ををぶち抜いて家族で住んでいる自己所有物件もあるなど権利形態が複雑になっているのが安宿の特徴です。これらの多くはトイレ水場などが共用で、電気代の負担は家賃に含まれているのが特徴です。
そして一般市民の猛暑対策はこちら
すごいぞっ、韓国の”熱帯夜難民”って
全国で'猛暑との戦い'"熱帯夜避ける"大邱(テグ)頭流公園 では3万人余りが深夜まで、
まくらを持って'大関嶺(テグァンリョン)の高台に行こう'、夜ごとに移動する江陵(カンヌン) 暑さ10日まで
釜山(プサン)地域の今年夏の避暑客は2300万人を突破した。 大邱(テグ)地域の頭流(トゥリュ)公園とパルコン山の施設地区、新川などは夜明けまで不夜城だ。
頭流(トゥリュ)公園だけで1日に3万5000人余りが集まり、暑さを冷やしている。 例年に比べて2倍多くの人出だ。
▲花火大会があるわけでもなく、屋台の出店も規制されているため近所のコンビニだけが大繁盛している、このまま朝までここで過ごすのだ
▲露出の関係で明るそうに見えるが時間はすでに9時過ぎ、児童保護条例などでこどもの深夜徘徊は禁止されているが、深夜から明け方まで入学前の子供たちも公園で楽しそうに遊んでいる。 ※日中はこの公園には人影は微塵も見られない
▲韓国人があつまればゴミ問題が必ず発生する、飲食禁止ではないからすごい量だ
公園の入場料は無料であり施設の管理は市が行っているが、大邱市によると頭流公園に市民が集まりだしたのは比較的最近のことで、地元警察などでは泥酔客やゴミの不法投棄などの対応に追われている
▲夜の公園に人が集まりだした理由はよくわかっていないがクチコミで広がった夏のつぶやきがきっかけとなったらしい
※公園内の照明も終夜点灯中となっています、電力危機のときは消灯したけどね。
道路で寝る珍風景
江原道江陵では、市民たちが夜ごとに標高800mの高地帯である大関嶺に移動する珍風景が起こっている。 江陵と温度差が5~10度ほどあるためだ。
※クルマで20分ほどで到着するらしい、上に見えるのは高速道路、その開通で使われなくなった旧道の路肩がベストポイントとなっています。
▲アスファルトのうえにゴザを敷いてそこで寝ちゃうという野趣あふれるワイルドさ
▲江陵の明け方には肌寒いこともあるので十分な防寒対策が必要だ。
※この辺は山の上なんだけど虫はいないらしい
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