安宿で、チョンセ・家賃でもない '日貰(イルセ)' を知っていますか
ドヤに日貰で住む貧民増えて…多くの事業に失敗した30∼40代
"居住登録なく、福祉支援を受けられない問題点改善しなければ"
"居住登録なく、福祉支援を受けられない問題点改善しなければ"
[娯楽のミーナ]A(45)さんは、工事現場で働く日雇い労働者だった。
彼は、ソウル鍾路区敦義洞の安宿でチョンセでも家賃もなく'日貰'を出して暮していた。 日当7万ウォンを稼いだら、その日の部屋代に8千ウォンを出すような暮らしだった。
困窮した生活が長引くと、体が弱って病に倒れる日が増え、自然に仕事も断たれた。 貯めておいたお金で日貰を出し、工事現場の友達にもお金を借りて住んでいた。 1年が経ち、友達も、通帳残高もすべて消えた。
日貰が14日目に押されると、長屋の主人が荷物を道端に出した。
A氏は、切羽詰った気持ちに緊急福祉支援を申請しに区役所を訪れた。
しかし、彼は支援対象ではなかった。 区役所の職員は"家賃が3ヵ月以上滞ってこそ、緊急支援対象"とし、"日貰は国で認める住居形態ではない"と話した。
そういうわけでA氏は現在ホームレスだ。
"どうせ日貰の時も記録上では'居住地無登録者'だったから"、彼は全てを諦めたようだった。
15日、記者が見て回ったソウル鍾路区と龍山区など長屋の村近くでは日貰が盛んに行われていた。
ほとんどA氏と同じ、日雇い労働者として日貰さえ出すことができない事情が起きれば、そのまますぐに街頭に座っている。 しかし、福祉網にもかからず、区役所はもちろん、福祉団体としても明確な救済策を見出せずにいる。
▲5㎡生活とはこれのことを言う 風通しのためにはドアを開けなきゃ
雑な網戸にテレビと、なんと扇風機が2台ある!! 寝具は備え付け
日貰は安宿にのみあるものはない。 どこでも一晩を過ごすために値段を払えばその金がすぐ日貰になる。
旅館、長屋、チムジルバン(蒸し風呂)、ネットカフェや漫画喫茶などがこれまで'日貰人生'らの代表的な巣だった。
ところが、健康ランドやネットカフェは、近年、客を選別して受け始めた。
ソウル駅周辺の大型サウナのカウンターの職員は、"客らの抗議のためにしょぼたれた姿で来たら出入りを防ぐ"と話した。 漫画喫茶は一つずつ消えて今では見られなくなった。
結局、日貰の人たちは宿屋と長屋に集中したため、日貰の価格も安くない。 ソウル駅近くの基準で旅館は1万3千ウォン、長屋は8千ウォンだ。(一泊1,300円~800円、漫画喫茶だと夜割でもう少し安い)
過半数は50代以上の貧困層だ。 宿泊業者らは最近、30∼40代も多くなったと口をそろえている。
ソウル駅近くで20年近く宿屋を営んでいるクォン某(72・女)さんは、"日雇い生活をしながら、日貰を利用する青・壮年層が最近多くなった"、"聞いてみるとみんな事業や店をして滅びてここまで来た人たち"とため息をついた。
このように崖に追い込まれた日貰の住民は、まとまった家賃を払う余裕がないために日貰として暮らしている。 しかし、日貰が一つの住居形態として認定を受けることができないうえ、それとしてホームレスもないため、福祉制度の曖昧な境界に置かれている状況だ。
ホームレスでないなら、居住証明がなければ、福祉支援をもらえるが日貰の住民はそのような書類を手に入れるのも難しい状況だ。
ある区役所の関係者は"日貰は一つの住居契約の形で認定を受けられなかった状態であるため福祉の対象の分類基準に適用させることは難しい"、"場合によって、福祉恩恵から外されざるを得ない"と明らかにした。
貧困社会連帯のキム・ユンヨン事務局長は、"住居形態分類は、保健福祉部でするが、自治体の首長が意志を持って推進すれば、補完が可能だろう"とし、"日貰は住居脆弱階層の中でも最も劣悪な形ために対策作りが急がれる"と指摘した。
ホームレス行動所属のファンサンチョル活動家は"日貰を出すということは、ある程度、労働能力があるという傍証であるため、これに安定的な巣になる公共居住施設を拡大して提供するのも一つの方法"と話した。
(翻訳:みそっち)
こちらは日払い家賃生活ですね。安宿と違って日割り払いの部屋貸しとでも言えばイイんでしょうか。どちらも連泊するなら一緒みたいですけどね。
これね、バッカスおばさんが利用してるのも一緒ですよ。いちいち場所を借りてたら大変だし、路上でっていうのもアレですからね。 とにかく個室ですし、荷物も置けて家賃は格安でしかも左右の部屋の住人は日雇い仕事で昼間はいませんからね。そういうわけでバッカスおばさんの住まいですよ(建物本来の目的がそれだ)
こういうのがソウルには各所にありますよ。
もちろん家主さんは毎日集金に来るわけです、日払いですからね毎日が支払い日ですよ。そこで『金がない、あとにしろ』なんて言ってると文中にもありますが、14日目には荷物を出されてしまうというのがシュールですね。
今度の週末はソウル観光がてら”バッカス公園”で、オモニに手を引かれてゆく韓国のスケベ老人うぉっちんぐなんかいかがでしょうか。
家賃入ったニカ? ひっひっひ