生活保護を受ける韓国のベストセラー詩人という話
麻浦税務署から労働奨励金を申請してほしいという通報をもらった。 はい? 電話を切って郵便受けを開けると2015年度の帰属、労働奨励金の申請の案内文が見える。 私が年間所得が1300万ウォン未満で無住宅者であり、財産が少なく、貧困層に与える生活補助金の申請対象だそうだ。
あ..少しの衝撃。ただで金ができて嬉しい、(ベストセラー詩人という先入観なしに)私を差別しない税務署のコンピューターが殊勝だ。 ところがなぜこのような状況になったのかなと。
あ..少しの衝撃。ただで金ができて嬉しい、(ベストセラー詩人という先入観なしに)私を差別しない税務署のコンピューターが殊勝だ。 ところがなぜこのような状況になったのかなと。
チェ詩人は1980~1990年代の民主化世代の光と影を歌ったを1994年に発表して文学界の内外に大きな反響を起こした。 この詩集は、現在までおよそ52刷をとって詩集としては珍しいベストセラーだ。 昨年11月21年ぶりに改訂版を出したりもした。
彼女はまた、"知り合いの教授らに電話をかけて時間講義をさせてくれと懇願した。 生活が難しいから助けてほしい言うと学位を問われる。 国文科の修士学位もないのに時間講義を他、駄々をこねる情けない"と打ち明けた。
そして、彼女は自分の本を出した出版社に電話して'勤労奨励金対象者'であることを掲げて、2年以上積もった詩集の印税をほしいと'脅迫'したところ、3年前に発行した本の印税89万ウォンをようやく受け取ったと伝えた。 "押された印税を受けるのには'勤労奨励金'ような脅迫が良い!"と自嘲的に話した。
(翻訳とか:みそっち)
2年以上積もった詩集の印税をほしいと'脅迫'したところ、3年前に発行した本の印税89万ウォンをようやく受け取った>>>>> ふぅ~~ん
詩人のチェさんは現在55才になり、持ち家ではないチャーターにお住まいです。麻浦税務署の管轄だそうですから、ソウル市の中でも再開発が進まない戸建住宅と半地下の住人の多いところですよ。
さて、その労働奨励金ですが、”59万5千ウォン”を受け取れる申請をしてください>>>というお便りをもらったというのです。
毎月ではなく年に一回というところにがっかりしたとか、そう書いてありますね。
これね、詩人さんだからよかったんですよ。おなじような暮らしぶりの一般人だったら、税務署からの”重要なお知らせ”なんていうのが送られてきてもちんぷんかんぷんでしょ
その書類がこれなんですけどね、これを書けと言われてもほとんどの韓国人には無理ですよ、ムリムリ
名前と日付を書くぐらいまでならどうにかなるんです、ところがいくつかある空欄を選んでその中を埋めるという設問ですよ。これが韓国の人には難しすぎるのです。
かぜ薬の用法用量の説明書きさえ理解できないのが74%もいるんですよ。基礎生活費受給資格者の申請が進まない理由は申請書類が書けないからなんですよ。窓口で代筆してもらうのも屈辱なので申請しないのだっというのです。
支給する方も”基礎生活受給者は中卒以下の学歴者も多く申請に困難を感じている”と解説してくれています。
いえいえ、ハングルに精通していると自認する学習者が辞書を引きながら読み解こうとしてもまずムリでしょうね。平仮名だけで書いてある高等試問を読み解くのに使う辞書がひらがなだけでできているというところををそうぞうしてみてください